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水族館

のとじま水族館にいた国内最高齢のラッコを6つの項目に渡って紹介。

石川県七尾市にある「のとじま水族館」には、1頭だけラッコが展示されていました。名前は、ラスカです。

おっとりとした優しい性格、氷が大好物でお茶目な姿を見せることから人気がありました。

25歳という国内最高齢を誇るおばあちゃんラッコとして、全国各地にいる人たちから愛され続けていました。しかし残念ながら、2020年9月12日、25歳という高齢で生涯を終えています。

そこでこの記事では、「のとじま水族館」に展示されていたラッコのラスカについて紹介します。ラスカのことが1から10まで分かる記事なので、ぜひ最後までご覧ください。

アイキャッチ画像出典:のとじま水族館

のとじま水族館にはラッコが1頭だけ展示されていた

石川県七尾市にある、『見て!来て!触れる!」』をコンセプトにした参加型水族館の「のとじま水族館」。

「のとじま水族館」の数ある展示の1つには、「ラッコ館」がありました。その「ラッコ館」に唯一、1頭だけ展示されていたラッコがラスカ()です。

ラッコのラスカは、「のとじま水族館」で展示されている生きものたちの中でも人気があり、はるばる県外からラスカを見るためにやって来る人もいるほどです。

それだけ、全国的に愛されているラッコとして知られていました。

のとじま水族館にいたラッコのラスカの性格など

「のとじま水族館」で展示されていたラッコのラスカは、おっとりとした性格でした。ゆったりとした動作でくるくる回りながら泳ぐ姿は、愛くるしさを感じさせます。

他にもラッコ水槽を見に来てくれた来館者に対して、アクリル版越しに手を降ってくれるお茶目な一面を見せてくれることもあります。

様々な愛くるしい姿を見せてくれることから、「のとじま水族館」を代表するアイドルとして大人気でした。

のとじま水族館にいたラッコのラスカの生い立ち

ラッコのラスカは、1995年頃アメリカのアラスカ州で生まれました。その後、1999年4月に推定年齢4歳の頃に「のとじま水族館」へやって来ます。

ラスカが「のとじま水族館」へやってくる前までは、ララ()やプータン()が展示されていました。

しかし、他のラッコたちは相次いで亡くなってしまい、とうとうラスカ1頭のみとなってしまいます。

ラスカは、ユータン()や赤ちゃんラッコ()を出産していたことがあります。しかし残念ながら、2頭とも幼くして生涯を終えてしまいました。

のとじま水族館にいたラッコのラスカが食べていた物

ラスカよく、イカやタラ、サケなどが細かく刻まれたエサを食べていました。美味しそうな食事なのですが、打って変わってラスカの大好物は氷

飼育員が氷以外の食べ物をラスカに渡す時には、飼育員に対してにらむということもあったそうです。

そんなラスカの食事風景が見られる「ラスカのお食事タイム」は、ラスカががぶがぶエサをかじっている様子が「かわいい。」と評判でした。

ラッコの食事風景と言えば、お腹の上で貝を割って中身を食べるという方法を思い浮かべるかと思います。

一方でラスカは高齢のためか、お腹の上で貝を割ることはしませんでした。

飼育員から手渡されたエサを受け取って食べていました。

のとじま水族館にいたラッコのラスカは国内最高齢のおばあちゃん

1999年4月頃に「のとじま水族館」へやってきたラスカは、2020年4月頃には推定年齢25歳を迎えています。人間に換算すると、100歳にもなるご長寿です。

ラスカは、全国各地で展示されているラッコの中でも国内最高齢という記録を残し、おばあちゃんラッコとしてたくさんの人たちから愛されていました。

高齢のためか、白内障のように目が白く濁って視力が衰えていましたが、来館者や飼育員に元気な様子を見せていました。

ありがとう。さようなら、ラスカ。

2020年9月12日、とうとうラスカは25歳という高齢で生涯を終えました。

死因は老衰。亡くなる前年の冬頃から食欲がなくなってきたということです。

2020年9月13日~27日には、ラスカの思い出の写真や献花台を設置していました。

献花台には全国から届いた花束やメッセージが並んでいました。寄せられたメッセージの中には、次のようなものがありました。

「長生きしてくれてありがとう」

「ラスカさん、おつかれさまでした。会いたかったよ」

引用出典:中日新聞 – のとじま水族館に続々 天国のラスカ 全国から悼む声

「のとじま水族館」がある石川県はもちろんのこと、東京都や神奈川県、宮城県に住んでいる人たちからも花束が届いています。

ラスカが亡くなったことに関して、約17年もの間飼育を担当した加藤雅文さん(展示・海洋動物科長)は次のように語りました。

「ファンから飼育員のおかげですと言われるたび、私が何か特別なことをしたわけでないと複雑な思いもあります。まだ気持ちの整理はついていませんが、ラスカから教えられることはまだまだあるようで、今後に生かせれば」

引用出典:中日新聞 – のとじま水族館に続々 天国のラスカ 全国から悼む声

ラスカが亡くなったことに関して整理はついていないものの、今後の飼育に役立てたいと、胸の内を明かしています。

のとじま水族館で展示されていたラッコについてまとめ

ここまで、「のとじま水族館」で展示されていたラッコについて紹介しました。

ラスカは25歳というおばあちゃんラッコで、たくさんの人たちから愛され続けていました。

おっとりとした優しい性格、氷が大好きで美味しそうに食べるその姿。ラスカが亡くなった後も、誰もがその姿を忘れることはないでしょう。

天国にいる仲間たちと共に、どうか安らかに休んでいてください。今までありがとう、ラスカ。

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ふぉむ
「ふぉむすい」運営責任者。水族館に関する情報をどこよりも分かりやすくお届けします。 推しの水族館は「アクア・トトぎふ」と「鳥羽水族館」。