本当にそこにいるかのような気分を味わえるVR。近年、VRを使って水族館を楽しめるようになりました。
ネットで配信されているVRは、大水槽の中を泳いでいるかのような気分を味わえたり、館内を歩いているかのような気分を味わえたりできるんです。
VRで自宅にいながら、今まで行けなかった水族館の世界を体感できることから話題となっています。
そこで本記事では、VRを使った水族館の魅力について紹介します。
記事の後半では、VRを楽しむためにおすすめのVRゴーグルや選び方についても紹介します。
初めてVRのことを知る人にとって必見の内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
アイキャッチ画像出典https://www.photo-ac.com/main/detail/4654781?title=VR%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%92%E8%A3%85%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%9F%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=3841632442
VR水族館は、まるでその場にいるような雰囲気。
水族館が配信している動画の中には、ただ動物や水槽の様子を映したものではなく、VRによる動画配信を行っているものもあるんです。
VRでは大水槽の水中を映したものがあり、実際に自分が大水槽の中を泳いでいるかのような気分を360°で味わえるんです。
VR動画は「Youtube」の公式サイトやアプリ経由で、パソコンとスマホから視聴できます。そのため、無料でいつでも見られます。
なお、各水族館が配信しているVR動画を一部紹介すると、以下のとおりです。
- 【さいたま水族館】『〈VR〉チョウザメ、舞う』
- 【いおワールドかごしま水族館】『VRかごしま水族館 #1黒潮大水槽 水中映像』
- 【美ら海水族館】『【360°映像】黒潮の海 水中』
- 【須磨海浜水族園】『サンロクマル水族館 波の大水槽(約10分間)』
※各リンクから「YouTube」へアクセスします
「VRかごしま水族館」では、ジンベエザメが泳ぐ「黒潮大水槽」のVR動画が配信されています。「黒潮大水槽」で、一緒にジンベエザメと泳げる夢のような時間を体験できるんです。
ぜひ、水族館で行っただけでは味わえない興奮を体感してはいかがでしょうか?
各水族館ではVR動画だけでなく、実際に水族館へ行っているかのようなバーチャル体験ができるサイトを開設しているんです。
次の章で詳しく紹介しますね。
VRで水族館のバーチャル体験ができる
一部の水族館では、VRによってバーチャル体験ができるように特設サイトが開設されています。
VRによるバーチャル体験によって、実際に水族館へ訪れているかのような気分を味わえるんです。
なお、バーチャル体験ができる水族館を紹介すると、以下のとおりです。
- 【さいたま水族館】「バーチャルさいたま水族館」
- 【カワスイ 川崎水族館】「美しい水辺を五感で感じる『カワスイ 川崎水族館』」
- 【島根海洋館アクアス】「水族館のVR&動画&VRツアー」
- 【須磨海浜水族園】「スマスイVRツアー」
- 【美ら海水族館】「VR沖縄美ら海水族館」(音楽が流れます)
※各リンクから公式サイトへアクセスします
VR動画よりも、自分の足で1歩1歩館内を歩いているような体験ができ、臨場感を味わえます。
ぜひ、VRによるバーチャル体験で今まで行けなかった水族館を体感してはいかがでしょうか?
いつでも水族館へ行ける気分が自宅で味わえるなんて、まさに夢のようです。
ちなみにVRでは、自宅にいながら映画館で作品を楽しめる体験や、海外・国内の観光スポットを訪れているかのような体験ができるんです。
次の章で詳しく紹介しますね。
VRは、水族館以外にも楽しめる内容が満載!
VRは水族館以外にも、さまざまなジャンルが動画配信サイトでアップされています。
「AmazonPrime」や「Netflix」などの動画配信サイトでは、映画作品をVRで楽しめます。映像と音楽が合わさり、まるで自宅にいるとは思えないほどの臨場感を味わえるんです。
例を挙げると『スター・トレック:ディスカバリー』(2017年~配信中)や『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年公開)などの人気シリーズ作品がVRで観賞できます。
激しいアトラクションや広大な宇宙で繰り広げられるアトラクションは、VRで視聴することでより迫力と興奮を楽しめます。
また「Youtube」では、VRで観光が楽しめる動画を配信しているんです。日本や海外の有名観光地をVRの世界を通して体感できます。
自宅にいながらハワイのビーチでたそがれたり、厳島神社で美しい大鳥居を眺められたりできます。
その他には、スカイダイビングや絶叫コースターの様子が「Youtube」にて配信されているんです。例を挙げると、「富士急ハイランド」はVR動画の「ド・ドドンパ」を配信しています。
ぜひ、日本最速絶叫コースターの名で知られる迫力を堪能してみてください。
日々、VR動画は動画配信サイトでアップされています。その他のVR動画を以下に掲載したので、ぜひご覧ください。
- 『ヴァーチャル観光:長岡花火2017「フェニックス」「米百俵尺玉100連発」』
- 『【日本観光】厳島神社の360度動画でスマホで旅行体験!』
- 『OKINAWA 360° -VR SEA TOUR-(沖縄)』
- 『【ノーカット360度VR】エガちゃんと一緒に3,800mからスカイダイビング!』
※各リンクから「YouTube」へアクセスします
VRで自宅にいながらハワイの気分を味わえたり、絶叫コースターでスリリングな時間を味わえる。まさに最高です。
VRで水族館を楽しむならゴーグルを用意しよう
水族館のVR動画はパソコンやスマホで視聴できます。ただし、パソコンやスマホからではVRの臨場感を味わえません。
そのため、VR専用ゴーグルを付けて動画を視聴することがオススメです。
以前、VR専用ゴーグルは重いうえに大きいことから使いにくいものでした。ですが技術の進歩によって小型軽量化が進み、誰でも使いやすいものになったんです。
VRゴーグルは3種類あります。3種類のVRゴーグルの特徴を表にまとめると、以下のとおりです。
モバイル型 | スタンドアローン型 | 据え置き型 | |
価格 | 2,000円~3,000円 | 30,000円~50,000円 | 50,000円~100,000円 |
特徴 | VRゴーグルにスマホをセットして使用する | パソコンやスマホに接続しないで単体で使える | パソコンやゲーム機と接続して使う |
メリット | VRゴーグルの中では価格が一番安く、利用しやすい | パソコンやスマホに接続する手間を省ける モバイル型よりも高性能 | VRゴーグルの中では最も性能が高く、本格的にVRを楽しめる |
デメリット | VRゴーグルの中では一番性能が劣る スマホ画面が傷ついたらそのまま見えてしまう | バッテリーが2時間~3時間しかもたない | 性能の高いパソコンやゲーム機に接続しないと使えない 価格が高い |
まずはVRゴーグルがどんなものなのかを試したいならモバイル型、より臨場感を楽しみたいならスタンドアローン型を選びましょう。
映像作品を楽しみたいだけなら、据え置き型は選ばなくて良いです。据え置き型はVRゲームをする時に選びましょう。
VRゴーグルの種類を理解したところで、続いてはVRゴーグルの選び方について紹介しますね。
VRゴーグルの選び方は、付け心地や見え方に注目しよう
VRゴーグルを選ぶなら、自分に合ったものを選ぶ必要があります。VRゴーグルは商品によって重さや装着感、見え方が異なります。
自分に合わないVRゴーグルを選んでしまうと、疲れを感じやすくなってしまい、長時間の視聴に耐えられなくなってしまいます。
そのため、VRを快適に楽しみたいなら選び方を考慮したうえでVRゴーグルを購入しましょう。VRゴーグルを選ぶ時には、付け心地と装着感、見えやすさに注目してください。
次の項目から付け心地と装着感、見えやすさについて順番に紹介しますね。
付け心地と装着感
VRゴーグルを付けるうえで、付け心地と装着感の快適さは欠かせません。
付け心地と装着感が快適になっているVRゴーグルは、以下の点が挙げられます。
- 顔に当たる部分にクッションがついているもの
- 適度に長さを調節して首や頭に疲れが残らないもの
- 本体の重さが700g以下(「週刊少年ジャンプ」1冊分以下)のもの
顔に当たる部分にクッションがついていれば、ゴーグル装着時に顔が痛くなりません。
また適度に長さを調整できるものであれば、首や頭への負荷を軽減したうえでVRを楽しめます。
そして重さが700g以下であれば、VRゴーグルを付けて頭を動かす時に、負担になりにくいです。
見えやすさ
VRゴーグルを選ぶ時には、見えやすさも大切です。
VRゴーグルの視野が広すぎると解像度が下がってしまい、映像が粗く見えてしまいます。一方で視野が狭すぎると、双眼鏡からのぞいでいるかのように見えにくくなります。
オススメの視野は110°~120°の範囲です。こちらの範囲なら広すぎず狭すぎず、ちょうど良い見えやすさでVRを視聴できます。
またVRゴーグルの中には、見えやすいところにピントを調整して合わせてくれる、ピント調整機能と呼ばれるものもあります。
ピント調整機能の有無で見えやすさが大きく異なるため、ぜひ機能が付いているVRゴーグルを選びましょう。
ちなみにVRゴーグルは、メガネをかけたままでも使用できるように設計されています。視力が低くても、安心してVRを楽しめます。
次の章では、オススメのモバイル型、スタンドアローン型のVRゴーグルを紹介します。
紹介するVRゴーグルは、付け心地と装着感、見えやすさの点をクリアしている人気商品となっていますよ。
オススメのモバイル型VRゴーグル。「Aesval」から販売されている商品
モバイル型でオススメのVRゴーグルは、「Aesval」から販売されている「VRゴーグル ヘッドセット」(税込2,680円・amazon調べ)です。
当商品は、「三軸固定式ヘッドストラップ」と呼ばれる機能によって、長時間の使用でも疲れにくいです。
またVRゴーグルにステレオヘッドセットが内蔵されているため、別売りのヘッドホンを買う必要がありません(iPhoneの場合、付属しているLightning変換ケーブルを使用する必要があります)。
さらに近視遠視の視野調整に対応し、視力が低くてもレンズの距離と幅を調節できるため、裸眼でも映像が綺麗に見えるんです。
体への負担が少なく、モバイル型VRゴーグルで快適にVR動画を視聴したいなら、オススメできる一品と言えます。
価格(amazon) | 税込2,680円 |
特徴 | 長時間使用で疲れにくく、快適に使える |
対応機種 | iPhone6s~12、Galaxy S7など |
レビュー | (4.3点) |
購入を検討の方に、Amazonのレビューを2つ紹介します。Amazonのレビューは以下の通りです。
安かろう悪かろうと思いながら、
おためしで買ってみたら
予想を良い意味で裏切られ、
めちゃめちゃ良かったです。宇宙のvr動画や深海や海のvr動画を
おお~すごい、って
感動しながら最後まで飽きずに観られる。
仕事しながら、帰ったらあのvr動画みてみよう、ってワクワクします。引用出典:Amazonより
こちらのレビューは低価格であることを理由に購入したものの、良い意味で予想を裏切られたようです。
モバイル型は低価格ゆえに性能は低いです。ですが、当商品は性能面で満足できるものだと言えるでしょう。
一方で次のような低評価レビューもありました。
3年使ったゴーグルから買い換え。新製品に対する期待はどうしても持ってしまうもの。気になるのは、カバーの蓋がしづらい。爪をガッチャンとはめるタイプで強引な作りと感じた。またヘッドフォンジャックアダプターが附属されてるが、純正品を使うと何ら問題なく楽しめるのに、付属品のアダプターは互換性に問題あると感じた。
引用出典:Amazonより
こちらのレビューによると、カバーのふたが閉めにくいようです。そのため、スマホをセットする時はやや力がいることを覚えておきましょう。
オススメのスタンドアローン型VRゴーグル。Oculus Quest 2
スタンドアローン型でオススメのVRゴーグルは、「Oculus Quest 2」(64GBモデル・税込37,180円・amazon調べ)です。
当商品は、数あるスタンドアローン型VRゴーグルの中でも小型軽量。重さが503gと、500mlペットボトルぐらいの軽さとなっています(※)。
軽々と持ち上げられるため、頭に付けた時にそこまで重さを感じません。
また解像度が高く、VR動画をより美しく綺麗に見ることができるんです。そのため、4Kといった高画質動画の視聴が可能となっています。
その他にも視野調整やヘッドホン内蔵、クッションの当たり具合など、VRゴーグルの不満点を解消したものになっています。
スタンドアローン型のVRゴーグルを検討しているなら、「Oculus Quest 2」を買えばVRを十分満喫することができるでしょう。
スタンドアローン型のデメリットは、バッテリー稼働時間が短いことです。
別売りの「Oculus Quest 2専用モバイルバッテリー」(税込6,000円・amazon調べ)を購入すれば、稼働時間を4時間~6時間延長できます。
長時間VRを楽しみたいなら、別売りのバッテリーもあわせて購入してはいかがでしょうか?
価格(amazon) | 税込37,180円 |
特徴 | あらゆる不満点を解消したVRゴーグル |
レビュー | (4.5点) |
購入を検討の方に、Amazonのレビューを2つ紹介します。Amazonのレビューは以下の通りです。
ここ数年でマジで買って良かったと思うベスト家電製品です。PSVRとスマホVRしか体験したことないけど、まず映像が凄く綺麗だと思った。PSVRは網目が目立つ荒いブラウン管だとしたら、Quest2はフルHD液晶に近い感覚です!それくらい綺麗で進化したなぁと思ったと同時に、この価格でこの性能は凄い。真っ白や黄色ベタなとても明るい個所はよーく見れば網目は見えるけど本当に本当に小さいから気にならなくなる。IMAXとかは別として、まさに普通の巨大スクリーン映画館で見るのと変わらないくらい綺麗。視聴するシーンも無料アプリで巨大シアター風やマイルーム風や劇場風とかあるから没入感もハンパなく本当にその場で、映画館で見てる気分になる。
引用出典:Amazon
こちらのレビューは、「Oculus Quest 2」のVRはまるで映画館にいるかのような気分を味わえるとのことです。
画質が綺麗なので、映像作品をたっぷり楽しみたいならもってこいです。一方で次のような低評価レビューもありました。
企業の対応の悪さに凄いストレスです。
もともとfacebookは使ってなく今回アカウントを作りましたが、すぐにアカウント停止されました。
Oculus以外で使うつもりは無いので、永久的に停止されても構わないのですが。
いずれ使えるようになるのかもしれないですが、時間の無駄なので返品しようと思ってます。
Amazonには返品出来ないので、今Oculusに返品方法を問い合わせ中です。
まあ、暫くは返信無いでしょうが。引用出典:Amazon
「Oculus Quest 2」を利用するためには、「Facebook」のアカウント作成が必要です。
こちらのレビューによると「Facebook」アカウントの登録でトラブルが起こり、製品が使えなくなってしまったとのことです。
「Oculus Quest 2」を使うためには、「Facebook」のアカウント作成に注意が必要です。詳しくは次の項目で紹介します。
(※)参考出典:GAME Watch – 「Oculus Quest 2」レビューより
「Facebook」アカウント登録について
「Oculus Quest 2」を初めて使う時に、次の点に気を付けて「Facebook」のアカウント作成をすれば大丈夫です。参考になるレビューがあったので、以下に紹介します。
Facebookアカウント持ってませんでしたがとりあえず遊べたので、自分の場合のFBアカウント連携手順を書いておきます。
1:Quest2が手元に届くまでFBアカウントは作らない
2:Quest2が届いたらあらかじめOculusアプリをスマホにインストール
3:Quest2本体を説明どおりに電源オン、ソフトウェアのアップデートを完了し、画面指示にしたがってディスプレイに認証番号とアプリの連携をする画面に到達する。ある程度充電されていることを確認。ここでヘッドセットを一旦外す
4:OculusアプリでQuest2を追加。ここでFacebookのログインを求められるので、その画面からタップしていってFacebookのアカウント作成する引用出典:Amazon
ポイントは、「Oculus Quest 2」が手元に届くまで「Facebook」のアカウント作成をしないことです。
アカウント作成は早めにやりたいところですが、製品が手元に届くまでアカウント作成は待ってください。
分からないことがあれば、「Oculusサポート」(公式サイトへ)へ問い合わせましょう。日本語での対応も行っているので、安心して相談できますよ。
「Facebook」アカウント作成後、自分の個人情報を第三者に知られたくないなら、名前以外の情報は非公開にできます。
本名はローマ字にすれば知り合いにバレにくいので、知られたくないのなら漢字ではなくローマ字にしましょう。
【まとめ】VRで水族館の世界を楽しもう!
VRの登場によって、自宅でも全国各地にある水族館へ行っている気分を味わえるようになりました。
VR動画の中には大水槽の中を映したものもあり、自分が大水槽の中を泳いでいるかのような体験ができます。
また水族館以外にも、人気映画作品や世界の観光地、アクテビティなど、さまざまな体験がVRで楽しめるようになっています。
日々VRの技術は進化し続けているので、さらに魅力的な内容を期待できるでしょう。ぜひVRを通じて、自宅にいながら水族館を満喫してはいかがでしょうか?