「熱帯魚を飼ってみたい。飼いやすい熱帯魚ってどんな魚なんだろう」と気になっていませんか?
水族館で魚を見ていると、お家でも熱帯魚が見たいと感じますよね。お家に熱帯魚がいれば、いつでも癒やしのひと時を味わえます。
いざ飼いたいと思っても、「ちゃんとお世話できるかな…」と不安に感じるものです。
そこで本記事では、初心者にオススメの飼いやすい熱帯魚5選を紹介します。
本記事は、それぞれの熱帯魚の注意点もあわせて紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1656215?title=%E6%B0%B4%E6%97%8F%E9%A4%A8-36&searchId=155727692
飼いやすい熱帯魚①宝石のような輝きを楽しめるネオンテトラ
ネオンテトラは、飼いやすい熱帯魚の代表として有名です。ネオンテトラは水質・水温の変化に比較的強く、丈夫に育ちます。
また温厚な性格であるため、他の熱帯魚と一緒に飼育できます。他の熱帯魚とセットで楽しみたいならうってつけです。
宝石のように輝く赤と青のシンメトリー柄は、初心者から上級者まで幅広く愛されています。
値段も手に入りやすく、エサの好き嫌いもないことから、初心者でも安心して飼える熱帯魚です。
値段(1匹あたり) | 100円~(品種によって異なる) |
寿命 | 1年~2年 |
複数飼育 | ◯ |
ネオンテトラは複数で飼育することで調子が出る熱帯魚です。そのため、水槽に5匹以上は泳がせてあげるといいでしょう。
飼いやすい熱帯魚②世界的に観賞魚として人気があるベタ
近年、テレビやネットで飼いやすい熱帯魚として注目を集めているのがベタです。
ベタには特殊な構造を持つエラがあることから、酸欠にも強いです。そのため、比較的丈夫に育ちます。
また、ベタは人懐っこい熱帯魚として知られています。慣れてくるとエサの時間に寄ってきたり、飼い主の顔をじっと見つめてくれたりするのです。
世界的に観賞魚としても人気で、色鮮やかなヒレは、見ていて飽きることがありません。
美しくも丈夫に育ってくれるベタは、初心者にオススメできる熱帯魚です。
値段(1匹あたり) | 1,000円~(品種によって異なる) |
寿命 | 1年半~2年 |
複数飼育 | ✕ |
ベタは闘争本能が強いことから、他の熱帯魚と一緒に飼育することができません。したがって、ベタだけを飼育する水槽を購入する必要があります。
一部では、「ベタは酸欠に強いからビンの中に入れても育つ」という話があります。
しかしビンで飼育すると、頻繁に水換えをする必要があるためオススメしません。
飼いやすい熱帯魚③環境の変化に強く、長生きなラスボラ・エスペイ
ラスボラ・エスペイも飼いやすい熱帯魚として人気があるんです。ラスボラ・エスペイは、数あるラスボラの種類の1つに分類される熱帯魚です。
水温や水質への適応力が高いことから、丈夫に育ってくれます。
温厚な性格なため、他の魚と一緒に飼育できます。5~6匹以上で飼育すると美しい群泳が見られるため、複数の飼育がオススメ。
寿命は小型熱帯魚の中では2~3年と、比較的長めです。
環境の変化に強く、長期間に渡ってお世話ができることから、初心者にオススメできる熱帯魚です。
値段(1匹あたり) | 150円~(品種によって異なる) |
寿命 | 2年~3年 |
複数飼育 | ◯ |
ラスボラ・エスペイに与えるエサが大きすぎると、食べてくれない可能性があります。
そのため、エサは顆粒タイプよりもフレークタイプにしましょう。細かく砕きやすいフレークタイプなら、エサが食べやすくなります。
飼いやすい熱帯魚④キュートな掃除係で人気!コリドラス
南アメリカ生まれの小さなナマズ、それが、コリドラスです。コリドラスも飼いやすい熱帯魚として人気です。
前に生えたちょびヒゲと、口を底にくっつけてチョコチョコ泳ぐ姿は、熱帯魚を飼育している人たちから愛されています。その愛くるしい姿から、コリドラスのとりこになってしまう人もいるんだとか。
コリドラスは水槽内にある食べ残しを食べてくれるので、掃除役として重宝されているんです。
また、水質への適応力が高いため丈夫に育ち、温厚な性格のため他の魚と一緒に飼育できます。
環境の変化に強く、かわいい掃除係として活躍してくれることから、初心者にうってつけの熱帯魚です。
値段(1匹あたり) | 300円~(品種によって異なる) |
寿命 | 3年~5年 |
複数飼育 | ◯ |
コリドラスを飼育する場合、水槽の底に敷く底砂に気をつけましょう。
角がある底砂を敷くと、コリドラスが角ばった砂利に口を突っ込んでケガをしてしまう可能性があります。
そのため、底砂は「田砂」などの粒が小さいものを選びましょう。
飼いやすい熱帯魚⑤小さくても生命力が強い!アカヒレ
最後に紹介する飼いやすい熱帯魚は、アカヒレです。赤く染まっている尾びれと背びれが美しいことから、観賞魚として人気があります。
アカヒレは低温や水質悪化・エサ不足に強いことから、生命力の強い熱帯魚として知られています。その生命力の強さから、ろ過装置なしでも生きられるという話があるほど。
また性格が温厚なため、他の熱帯魚と一緒に飼育できることから、セットで楽しめます。
丈夫で環境の変化に強いことから、初めての熱帯魚飼育をスタートするならアカヒレがうってつけです。
値段(1匹あたり) | 150円~(品種によって異なる) |
寿命 | 2年~3年 |
複数飼育 | ◯ |
アカヒレは食いしん坊なため、与えれば与えるほどエサを食べ尽くします。
そのため、少量のエサを数回に分けて与える必要があります。
ここまで初心者にオススメの飼いやすい熱帯魚5選を紹介しました。
次の章では、熱帯魚を飼うために必要なものと注意点に関して紹介します。熱帯魚を飼うなら必見の内容なので、ぜひチェックしてくださいね。
熱帯魚を飼うために、13個の道具を揃えよう!
初めて熱帯魚を飼う時には、何から準備すれば良いのか分からないものです。「何揃えれば良いのか分からないから、やっぱやめた!」と、挫折してしまう人もいます。
そこで本章では、熱帯魚を飼う時に必要な道具を11個紹介します。必要な道具は、以下のとおりです。
- 【水槽(30cmなど)】サイズが大きいほど熱帯魚にストレスを与えにくくなる
- 【マット】水槽と台の間に敷くことで衝撃を和らげてくれる
- 【ろ過装置】熱帯魚が安全にすめるように水を浄化する装置
- 【ヒーター】冬に水温を上げるために必要
- 【温度計】水槽の温度を把握するために必要
- 【水草】水槽内に酸素を与え、熱帯魚がすみやすい環境を整えてくれる
- 【底砂】水草の根を底に張らせ育っていくための環境を整えてくれる
- 【熱帯魚専用の人工飼料】
- 【塩素中和剤】熱帯魚がすめる水質に調整するための薬剤
- 【バケツ】水換えをするために必要
- 【ホース】水槽に水を入れるために必要
- 【網】熱帯魚を入れ替えするために必要
- 【メラミンスポンジ】水槽を効率良く掃除するために必要
前述した13個の道具を揃えれば、熱帯魚の飼育を始められます。
先に自分がどの熱帯魚を飼いたいか考えたうえで、道具を揃えましょう。環境を先に整えれば、スムーズに熱帯魚の飼育を始められますよ。
ちなみに、下記の記事で熱帯魚を飼う時に必要なものを詳しく紹介しています。初心者必見の内容なので、ぜひあわせてご覧ください。
熱帯魚を飼う時に押さえるべき5つの注意点
熱帯魚を飼う前には、押さえるべき5つの注意点があります。あらかじめ注意点を知れば、スムーズに熱帯魚を飼えますよ!
押さえるべき5つの注意点は、以下のとおりです。
- 熱帯魚を販売しているペットショップが信用できるか
- 水槽を設置する時は室内を傷めないように気をつける
- 水槽を設置するとカビが繁殖するため、定期的に換気を行う
- 住んでいるアパートがペット不可の場合、大家さんによっては禁止していることがある
- 毎日世話をする時間を確保できるか
- どれだけ仕事が忙しくても定期的に水槽を管理できるか
一部のペットショップでは、劣悪な環境の中で熱帯魚が飼育されている場合があります。
本記事の商品リンクで紹介している「charm」(チャーム)は、購入者からの評判が良く、元気な熱帯魚を購入できます。ぜひ、各リンクから熱帯魚の詳細を確認してみてください。
住んでいるアパートがペット不可でも、熱帯魚を飼っていい場合があります。事前に大家さんに確認すると良いでしょう。
熱帯魚を飼うということは、生きものの命を預かる責任をともないます。
たとえ残業続きであっても、たとえどれだけ疲れていても世話ができるのか、よく考えてから決めましょう。熱帯魚も、私たち人間と同じ命です。
【まとめ】飼いやすい熱帯魚でお家で癒やしのひと時を
お家で熱帯魚を飼いたいと思っても、どんな魚を飼えば良いのか分からないものです。
本記事で紹介した熱帯魚は、初めての人でも飼いやすい種類のものばかりです。
ただし飼いやすいものの、日頃から世話をしなくなると、当然病気になってしまいます。生きものの命を預かっているという責任を持ち、熱帯魚を飼いましょう。
ぜひ、お家で癒やしのひと時を味わってみてはいかがでしょうか?
「やっぱり、熱帯魚を飼うのは不安だな…」という方のために、お家で楽しめるアクアリウムグッズを下記の記事で紹介しています。ぜひ、あわせてご覧ください。