「飼育が難しい熱帯魚って、何だろう…」と気になってませんか?
熱帯魚には飼育が簡単な魚がいる一方、当然、飼育が難しい熱帯魚もいます。
慣れない人が飼育が難しい熱帯魚を選んでしまうと、最悪、魚を死なせてしまうことに繋がりかねません。
そこで本記事では、飼育が難しい熱帯魚7選を紹介します。
本記事を読めば、失敗せずに熱帯魚を選べます。ぜひ最後までご覧ください。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%86%86%E7%9B%A4%E6%8A%95%E3%81%92%E3%81%AE%E9%AD%9A-%E5%AD%A6%E6%A0%A1-1727842/#content
飼育が難しい熱帯魚①繊細で管理に手間がかかるディスカス
熱帯魚の王者とも言われ、色鮮やかな見た目と優雅に泳ぐ姿が人気のディスカス。ディスカスは、飼育が難しい熱帯魚として必ずと言っていいほど名前が挙がります。
ディスカスは水質の変化に非常に弱いため、ちょっとした変化でもすぐに病気になってしまうんです。
また群れで行動する習性があるため、複数飼育が原則です。しかし縄張り意識が強いため、仲間同士のケンカが絶えません。
さらに、餌をたくさん必要とするので水が汚れやすくなります。
飼うのであれば、最低でも60cm水槽や強力な洗浄力のあるろ過フィルターの設置、水質管理、魚との相性などをよく考える必要があります。
飼育が難しい熱帯魚②非常に繁殖力が高いグッピー
熱帯魚を代表する魚として有名なグッピー。温厚な性格、水質の変化に強いことから初心者にオススメの熱帯魚として名前が挙がります。
しかし繁殖力が非常に高いことから、初心者が手を出すと失敗してしまうことがあるんです。
その繁殖力の高さは、3~4匹、オスとメスのグッピーを水槽に入れただけで50匹以上に繁殖してしまうほど。
そして、繁殖しすぎたグッピーを川に放流してしまう事例が後を絶ちません。
繁殖させる目的がないなら、オスとメスをそれぞれ別の水槽に入れて飼育しましょう。ちなみに、オスとメスの見分け方は以下のとおりです。
オス | メス |
背ビレと尾ビレの幅が広く、尻ビレがが棒状 | 尾ビレが丸く、メダカをずんぐり体型にしたような姿 |
見た目が派手 | 見た目が地味 |
オスとメスの見分け方は簡単なので、グッピーを飼育するならぜひ参考にしてくださいね。
オスの画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2604186?title=%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E7%B3%BB%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC&searchId=2870943269
メスの画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2604184?title=%E9%BB%84%E8%89%B2%E3%81%84%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC&searchId=2870943269
飼育が難しい熱帯魚③細かい水質管理が必須。リーフフィッシュ
見た目が枯れ葉そっくりな熱帯魚として知られている、リーフフィッシュ。
リーフフィッシュは水の汚れに弱く、ちょっとでも水が汚れると病気になってしまうんです。水質は弱酸性を好むため、PHの調整が必要不可欠です。
またリーフフィッシュは肉食のため、市販されている人工飼料ではエサを食べてくれません。そのため、エサ用として市販されているメダカやエビを与える必要があります。
大人しそうな見た目とは裏腹に、他の小型魚を食べてしまうため、ネオンテトラやグッピーなどの魚と一緒に飼育できません。
細かい水質管理やエサやりなど、リーフフィッシュは初心者には飼育が難しい熱帯魚と言えます。
飼育が難しい熱帯魚④餌やりや水槽管理が必要。バタフライフィッシュ
15cmと小柄な体型にも関わらず、巨大魚であるアロワナやピラルクと同じ古代魚に分類されるバタフライフィッシュ。
バタフライフィッシュは肉食のため、市販されている人工飼料では餌を食べてくれません。そのため、生き餌であるメダカやコオロギを与える必要があります。
また騒音や振動で驚くと、勢いよく水槽から飛び出すことがあるんです。飼育する時は水槽にふたをして、刺激を与えないように気をつける必要があります。
バタフライフィッシュは体が丈夫で水質の変化に強く、古代魚の中では飼育がしやすいです。
しかし、餌やりや水槽から飛び出さないように気をつける必要があるため、初心者にとっては飼育が難しい熱帯魚と言えます。
飼育が難しい熱帯魚⑤幼魚には要注意。アロワナ
世界で最も高価な観賞魚として高い人気を誇るアロワナ。高価なイメージが強いことから、一般人でも手に入る熱帯魚ではないと考える人もいるでしょう。
しかし、アロワナはペットショップで幼魚が3,000円ほどで売られていることがあるんです。
幼魚は15cmほどの大きさしかないため、「これなら、私でも飼えるかも…」と油断してしまいます。
アロワナは成長すると150cmまでに成長するため、世話ができなくなる危険性があります。そのため、世話ができなくなった飼い主が、川に放流してしまう事例も発生しています。
ちなみにアロワナの幼魚は、繊細で神経質な性格です。繊細であることから、餌やりが難しく、ちょっとした水質の変化でも病気になってしまうんです。
アロワナは初心者にとって飼育が難しい熱帯魚であるため、経験を積んでから飼うようにしましょう。
アロワナを飼育するなら、幼魚ではなく成魚を選ぶと、比較的育てやすいです。
飼育が難しい熱帯魚⑥ペットショップでよく見かけるセルフィンプレコ
水槽の底を泳ぐ熱帯魚の中でも、観賞魚として人気のセルフィンプレコ。ペットショップで見かけやすく、1,000円という安さで販売されていることから手に入りやすい熱帯魚です。
幼魚では4cm~5cmほどの大きさですが、成長すると50cmもの大きさになることから、90cmの水槽が必要になります。
また気性が荒く縄張り意識が強いことから、自分よりも大きな魚に対しても攻撃することがあるんです。
セルフィンプレコは底を泳ぐ熱帯魚なので、水草などを設置すると、レイアウトを崩してしまいます。
大型の水槽が必要になり、レイアウトが限定されてしまうことから、セルフィンプレコは飼育が難しい熱帯魚と言えます。初めて熱帯魚を飼うなら、避けたほうが無難です。
セルフィンプレコを飼育するなら、レイアウトは水草ではなく流木。他の熱帯魚も一緒に飼育したいなら、アロワナなどの中層を泳ぐ大型魚を選びましょう。
飼育が難しい熱帯魚⑦水質悪化と性格に注意。オスカー
人に馴れる熱帯魚として、数ある観賞魚の中でも長年愛され続けているオスカー。
オスカーの大きさは30cm~40cmのため、90cmサイズの大型水槽が必要になります。
またオスカーは餌を食べ散らかすことが多いため、水質が悪化しやすいです。そのため、強力な洗浄力のあるろ過フィルターが必要になります。
オスカーの性格は気難しく攻撃的なため、他の熱帯魚と一緒に飼育することは難しいです。
大型水槽が必要であることと、水槽の汚れに気をつける必要があるため、オスカーは初心者には飼育が難しい熱帯魚です。
【まとめ】飼育が難しい熱帯魚を選んで失敗しないようにしよう
初めて熱帯魚を選ぶ時には、飼育が難しい熱帯魚を選んで失敗してしまう可能性が高いです。
本記事で紹介した一部の熱帯魚は、ペットショップでよく見かけることがあります。そのため、間違えて選ばないようにしましょう。
飼育が難しい熱帯魚は、経験を積んでから挑戦することをオススメします。
ちなみに下記の記事で、初心者にオススメの飼いやすい熱帯魚を紹介しています。熱帯魚の飼育を始めるなら必見の内容になっているので、ぜひあわせてご覧ください。