「高知にある水族館がリニューアルしたって聞いた。どこなんだろう…。」と気になっている人もいるのではないでしょうか?
2020年7月18日、高知県土佐清水市にある「足摺(あしずり)海洋館」がリニューアルオープンしました。
竜串湾や足摺の自然環境を忠実に再現した展示が数多くあり、県外や高知県民から大人気観光スポットとして注目を集めています。マニアの中でも、自然環境の再現率が高い水族館という呼び声もあるほどです。
そこでこの記事では、リニューアルした「足摺海洋館」の全容に迫ります。
この記事を読めば、リニューアルした「足摺海洋館」の魅力を味わうことができます。ぜひ最後まで記事を読んでくださいね。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1190687?title=%E8%B6%B3%E6%91%BA%E5%B2%AC%E7%81%AF%E5%8F%B0
- 高知にある水族館、足摺海洋館がリニューアルオープン
- リニューアルした足摺海洋館は竜串と連動する高知イチの水族館に
- 足摺海洋館のリニューアル後の展示内容。高知屈指の水族館に
- リニューアルした足摺海洋館の見どころ①館内に広がる森林
- リニューアルした足摺海洋館の見どころ②目の前に広がる竜串湾
- リニューアルした足摺海洋館の見どころ③1万匹のイワシや大水槽
- リニューアルした足摺海洋館の見どころ④特徴的な展示の数々
- リニューアルした足摺海洋館の口コミ。高知イチ人気の水族館
- 旧足摺海洋館にいた高知の水族館を代表する生きものたちはどこへ
- リニューアルした足摺海洋館へ行く前に、基本情報を確認しよう
- 【まとめ】リニューアルした足摺海洋館は高知イチの水族館に
高知にある水族館、足摺海洋館がリニューアルオープン
2020年7月18日、高知県土佐清水市にある「足摺海洋館」がリニューアルしました。その名も、「足摺海洋館『SATOUMI』」です。
リニューアルして生まれ変わった「足摺海洋館」は、「海と自然のアドベンチャーミュージアム」をコンセプトにしています。命と海のつながり、命は海と共に生きているという実感を味わえる水族館になっています。
ちなみにオープン当日には、新型コロナウィルスによる自粛ムードにも関わらず、1,800人以上もの来館者が訪れました。高知県にある新観光名所として話題沸騰中です。
リニューアルした足摺海洋館は竜串と連動する高知イチの水族館に
リニューアルした「足摺海洋館」は、高知県を代表する海の竜串湾をメインとした水族館です。水族館では、竜串湾にすむ約350種・15,000点もの生きものたちとの出会いが待っています。
また水族館では、足摺の生態系を忠実に再現した展示の数々や、目の前に広がる竜串湾を一望できる作りとなっています。
まさに、自分が竜串の自然と一体になっているかのような世界観を楽しめるです。そのため、高知にある水族館の中でも人気となっています。
足摺海洋館のリニューアル後の展示内容。高知屈指の水族館に
ここで、リニューアルして生まれ変わった「足摺海洋館」の展示内容を紹介します。展示内容は次の通りです。
- 「足摺の原生林」
- 「プロローグ」
- 「竜串湾」
- 「足摺の海」
- 「外洋」
- 「深海」
- 「エピローグ」
順番通りに展示を進むと、足摺の自然の源である森林から始まり、竜串湾へ。そうして足摺の海を旅し、深海の海底へと誘われます。最後に館内を出ると、そこには一面に広がる竜串湾。
「足摺海洋館」は、足摺と竜串の自然を肌で体感できる高知屈指の水族館に生まれ変わったのです。まるで、足摺と竜串が織りなす物語に足を踏み入れているかのような雰囲気を味わえます。
「足摺海洋館『SATOUMI』」の展示は、足摺と竜串の自然を再現していることが理解できましたか?
次の項目から、リニューアルした「足摺海洋館」の見どころ4選をそれぞれ紹介していきますね。
リニューアルした足摺海洋館の見どころ①館内に広がる森林
https://twitter.com/bramble_Prickly/status/1286933073540481036
リニューアルした「足摺海洋館」の館内には、足摺半島に広がる巨木の森を再現したエリアがあります。エリア名は、「足摺の原生林」です。
「足摺の原生林」では、上流から下流までの渓流・里山・河口のそれぞれの自然環境を再現しています。人がほとんど立ち入らない、うっそうとした森の中に入り込んだ気分を味わえます。
また、エリア内には各所にプロジェクションマッピングが駆使されているのです。音と映像が合わさり、リアルな自然を体感できるようになっています。
ちなみに、「足摺の原生林」には2頭のユーラシアカワウソたちが展示されています。名前は、「海(かい)」と「陸」です。2歳の兄弟カワウソです。
2頭の兄弟カワウソたちは、はるばる「アクアマリンふくしま」から11時間かけてやってきました。
「陸」は水槽内で元気に遊ぶ一方、「海」は石の上で寝っ転がっています。その自由気ままに過ごしている姿は癒やされますよ。
リニューアルした足摺海洋館の見どころ②目の前に広がる竜串湾
リニューアルした「足摺海洋館」では、目の前に広がる竜串湾が見られます。「プロローグ」にある水槽には、アカウミガメとアオウミガメ、コバンザメが展示されています。
水槽からは、まるでウミガメたちが竜串湾の空を飛んでいるかのような光景が見られるのです。
さらに快晴時には、キラキラとした竜串の海と晴れ渡る空に、ウミガメたちが自由に泳いでいる姿を堪能できます。そのため、思い出に残る写真を撮りたいなら、快晴時に来ることをおすすめします。
リニューアルした足摺海洋館の見どころ③1万匹のイワシや大水槽
リニューアル後の「足摺海洋館」では、約1万匹ものイワシたちが泳ぐ円柱型の水槽や、「竜串湾大水槽」を見られます。
イワシたちが展示されている円柱型水槽では、約1万匹ものイワシの群れが同じ方向で泳いでいる姿が見られます。全国にある水族館の中でも、イワシの円柱型水槽はどこにもありません。
さらに「竜串湾大水槽」では、竜串湾の海の中を再現した大水槽を楽しめます。竜串湾はシコロサンゴ群落を始めとする、「見残湾の造磯サンゴ」が高知県の天然記念物に指定されているのです。
そんなサンゴ礁の環境を再現するために、水槽内のあちこちにサンゴや岩が設置されています。まるで竜串湾の海中に入り込んでいるかのような感覚を味わえるのです。
「竜串湾大水槽」では、様々な角度から水槽を見られます。色々な角度から見ることによって、新たな発見が見つかるかもしれませんよ。
「竜串湾大水槽」には、サメの中でも珍しい種類である「シノノメサカタザメ」が展示されています。
「シノノメサカタザメ」に出会える水族館は、全国にある水族館の中でもなかなかありません。ぜひ、じっくりと観察してくださいね。
追記:2020年12月6日、シノノメサカタザメは死亡しました。
リニューアルした足摺海洋館の見どころ④特徴的な展示の数々
足摺海洋館はリニューアル後に、特徴的な水槽を数多く展示しています。
例を挙げると、ウミウシなどの水面にすむ生きものたちを観察しやすくするために、立方体の水槽が展示されているのです。
どこからでも見られる四角い立方体の水槽は、まるで美術館にある展示のように美しいです。
また「外洋」エリアにある大水槽は、正面と頭上の2面の水槽が1つに繋がっているアートのような展示が楽しめます。
大水槽内では、正面や頭上を自由に泳ぎ回るサメやエイ、土佐清水市を代表する清水サバ(ゴマサバ)を見られますよ。他にもただの水槽ではなくアートのような水槽が多数あるので、ぜひ見てくださいね。
ここまで、リニューアルした足摺海洋館の見どころ4つ紹介しました。次の項目では、リニューアル後の足摺海洋館の口コミを3つ紹介します。
リニューアルした足摺海洋館の口コミ。高知イチ人気の水族館
ここで、リニューアルした足摺海洋館の口コミを3つ紹介します。それぞれの口コミの内容は、以下の通りです。
亀の泳ぐところや、緊張感のない寝てるカワウソとお腹のすいたカワウソ、幻想的なクラゲ、サメやエイを見ることが出来ました 広くはないですが細部に工夫があり楽しめました
細やかな展示は高知県民にとって、すごく誇らしいです!
小さい水槽まで、何気ない珊瑚が珍しいし美しい。
とても清潔できれいな建物です。入り口の郵便ポストが可愛いくて写真を撮りたくなります。ゆっくりじっくり見て回れます。カワウソがとても可愛い。また来てみたいです。
口コミ出典:Googleのクチコミより
口コミを見てみると、幻想的な展示の数々や細かい工夫が施された展示が美しいという声が多く挙がっていました。
また、「アクアマリンふくしま」からやって来た2頭のカワウソたちが可愛いという声も挙がっています。県外だけでなく高知県民からも高評価な水族館として呼び声も高く、注目を集めています。
一方で、「水槽の中にいる魚たちの数が少ない。」といった声も挙がっていました。どうやら新型コロナウィルスの影響により、生きものの搬入に遅れが出ているようです。
順次、生きものたちは追加される予定とのことなので、今後に期待しましょう。
ここまで、リニューアル後の足摺海洋館の内容に関して紹介していきました。
中には、リニューアル前にいた生きものたちはどこへ行ったのか気になる人もいるでしょう。次の項目で詳しく解説していきますね。
旧足摺海洋館にいた高知の水族館を代表する生きものたちはどこへ
そういえば、リニューアル前にいた足摺海洋館の生きものたちはどこへ行ったの?気になるな…。
リニューアル前にいた足摺海洋館の生きものたちといえば、シノノメサカタザメとマンボウ、ナポレオンフィッシュがいました。
この3匹の魚たちは、高知県にある水族館の中でも足摺海洋館でしか出会えない魚たちとして人気がありました。
リニューアル後、シノノメサカタザメは「竜串湾大水槽」に展示されています。2020年8月時点、残念ながらマンボウとナポレオンフィッシュは展示されていません。どこの水族館へ移ったのかも謎のままです。
今後、リニューアル後でもマンボウとナポレオンフィッシュが展示される日が来ることを祈るばかりです。
リニューアルした足摺海洋館へ行く前に、基本情報を確認しよう
ここまで記事を読んだ人の中で「リニューアルした足摺海洋館へ行ってみたいな…。」と感じた人もいるでしょう。
そんな人のために、水族館の営業時間や料金などの基本情報を紹介しますね。足摺海洋館の基本情報は次の通りです。
営業時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 年中無休 |
通常料金 |
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団体料金(20名以上) |
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年間パスポート |
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電話番号 | 0880-85-0635 |
住所 | 高知県土佐清水市三崎字今芝4032 |
アクセス(バス) | 「中村駅」から「高知西南交通」バスで「竜串海洋館前]」下車。片道1時間30分 |
アクセス(車) |
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駐車場 |
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公式サイト | 足摺海洋館「SATOUMI」 |
また、「足摺海洋館」はお得なセット券を受付にて販売しています。セット券の内容は以下の通りです。
大人 | 中学生 | 小学生 | |
海洋館 + 海底館 + グラスボート | 2,500円 | 1,800円 | 1,250円 |
海洋館 + 海底館 | 1,500円 | 750円 | 750円 |
海洋館 + グラスボート | 2,000円 | 1,600円 | 1,000円 |
海底館 + グラスボート | 1,800円 | 1,400円 | 900円 |
出典:https://www.kaiyoukan.jp/user_guide.html
足摺海洋館の周辺には、竜串湾のありのままの海が見られる「足摺海底館」。さらに、船に乗りながら竜串湾の海中が見られるグラスボートがあります。
足摺の大海原と自然を満喫できるアクティビティなので、参加してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】リニューアルした足摺海洋館は高知イチの水族館に
ここまで、リニューアルした足摺海洋館の内容について解説していきました。
足摺海洋館は、足摺や竜串湾の自然環境を忠実に再現した水族館に生まれ変わりました。その展示の数々は、県外の人たちだけでなく、高知県民からも高く評価されています。
随時、展示されている水槽の中に生きものたちが追加されていく予定です。今後、高知イチの水族館として注目を集めていくことでしょう。
ぜひ、リニューアルして生まれ変わった足摺海洋館へ行ってみてはいかがでしょうか。美しい展示の数々に癒やされること間違いなしですよ。