水族館へ行きたいけど「新型コロナウイルス」が怖い。何か良い方法はないかと考えていませんか?
結論から言うと、水族館へ行かないことが最も効果的な方法です。ただ、そうだと分かっていても「水族館へ行きたいよ!」とイライラしてしますよね。
そんな人のために、水族館を楽しむためのコロナ対策6選を紹介します。この記事で紹介する内容を実践すれば、感染リスクを軽減したうえで安全に楽しめるのです。
また水族館が行っている感染症対策の一例も紹介します。コロナ禍でも安心して水族館が楽しめることが分かるでしょう。
この記事を最後まで読んで、水族館を楽しむためのコロナ対策を身につけましょう。
この記事で紹介する「新型コロナウイルス」に関する情報は2020年8月22日時点のものです。
最新研究の動向によって内容が異なることもあるので、あらかじめご了承ください。
また、対策を全て行ったとしても感染リスクはゼロにできません。感染してしまったとしても、当ブログでは責任を負いかねません。あくまで自己判断で行ってください。
アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/O5Fo4vUuIBM
新型コロナウイルスの特徴とは?
まず、「新型コロナウイルス」の対策を紹介する前に、ウイルスの特徴を紹介します。
「新型コロナウイルス」は、感染すると息切れ・激しい咳・高熱を伴い、元気な人でも急激に症状が悪化して亡くなる可能性がある感染症です(※1)。
感染から発症までの潜伏期間は1日から12日(一般的には5日から6日)とされています。また感染の主な原因は、くしゃみや咳などの「飛沫感染」、ウイルスが付着した手で口や鼻を触って感染する「接触感染」の2つです(※2)。
現時点でウイルスに対する有効な治療薬がないため、感染したら37.5℃~39.0℃の高熱が収まるまでひたすら耐えるしかありません(※3)。
水族館が行っているコロナ対策の内容は?
「新型コロナウイルス」の感染拡大を防ぐために、全国にあるほとんどの水族館は感染対策を実行しています。
神奈川県川崎市にある「カワスイ」の感染対策を例に挙げると、次の通りです。
- 混雑時の入館制限
- 窓口・レジでの飛沫感染予防
- サーモグラフィーカメラでの検温
- 消毒液の設置
- 消毒マットの設置
- 館内の換気・清掃・消毒
消毒や換気、検温などを徹底しているので、比較的安心して水族館を楽しむことができます。
なお、検温時に37.5℃以上の熱があるときには入場できません。「ちょっと体調がおかしいな…。」と感じたなら、無理せず水族館へ行くことはやめた方がいいです。
次の章から、水族館を楽しむためのコロナ対策を6つ紹介していきますね。
水族館を楽しむためのコロナ対策①正しい手洗い
「新型コロナウイルス」に有効な方法は、正しい手洗いです。基本中の基本ですが、意外とできていない人が多いです。
正しく手洗いをしたつもりである「つもり洗い」をしている人は、20代女性で64%、30代男性で48%、30代女性で36%にも登るというデータもあります(※1)。
手洗いは15秒かけて行うことが理想です。なお、正しい手洗いの手順を紹介すると次の通りです。
- 爪を短く切り、時計や指輪を外す
- 水で手をぬらし、石けんをつけて手のひらをこする
- 手の甲を伸ばすようにこする
- 指先、爪の間を念入りにこする
- 指の間を洗う
- 親指と手のひらをねじり洗う
- 手首を洗う
- 水で洗い流し、清潔なタオルやペーパータオルで拭き取る
出典:正しい手の洗い方
正しい手洗いをすることで、手についたウイルスを落とすことができます。
より効果的に手洗いをするなら、ハンドソープで10秒もみ洗いした後、流水で15秒すすぎを2回繰り返しましょう。そうすれば、手についている100万個のウイルスを約数個に減らせます(※2)。
さらにアルコール消毒液を使えば、せっけんだけでは落とせなかった汚れも落とせます。水族館のトイレなどにアルコール消毒液があれば、あわせて使いましょう。
水族館を楽しむためのコロナ対策②マスクを付ける
水族館へ行く時には、必ずマスクを付けましょう。マスクを付けることで飛沫感染を予防できます。
え?マスクを付けても「新型コロナウイルス」には意味がないって聞くけど…。
「新型コロナウイルス」に対するマスクの感染防止効果に関する最新研究によると、マスクを付けると感染リスクを0.15倍に抑えられるという研究結果が出ています。そのため、マスクを付けることは有効なのです(※1)。
さらに、マスクを付けることでお互いの飛沫感染によるリスクを減らせる役割もあります(※2)。
ただし、屋外にいる時にはマスクを付けて熱中症にならないように気をつけましょう。機能性の高いマスクほど熱をこもらせるため、暑さを感じやすいです(※3)。
そのため、無理にマスクを付けることで命を危険に晒しては本末転倒です。
もし相手との間隔が2m以上離れているなら、マスクを外してこまめに水分補給をしましょう(※4)。相手との間隔が2m離れていれば、感染リスクを減らせるとされています(※5)。
ちなみに2mの距離が分からない人には、AR定規「Keep Distance Ruler」のダウンロードをおすすめします。なお、iPhoneのみ動作します。まずはiPhoneで以下のTwitterリンクからアドレスをタップしてください。
ダウンロード完了までの手順を説明すると、次の通りです。
- リンクをクリックしたら、右下にある「safari」のマークをタップ(必ずsafariでダウンロードしてください。Twitterからはダウンロードできません)
- 「プレビューできません」の下にある「ダウンロード」をタップ
- 右上のURLアドレスが表示されているバーの右にある下矢印をタップ
- ファイル名「Keepdistance_Ruler」をタップ
- アプリが起動する
視覚的にすぐ2mの距離が分かるので、感染リスクを避けることができます。
水族館を楽しむためのコロナ対策③顔を触らない
水族館へ行ったときには、顔を触らないこともコロナ対策の1つとして有効です。ウイルスが付いた手で目・鼻・口を触ってしまうと感染リスクを高めてしまいます。そのため、手で顔を触らないことが大切です。
ただし、ある調査によると人は無意識のうちに1時間で23回も顔を触ってしまうという研究結果もあります。そのため、外出中に顔を触らないことは簡単ではありません。
そこで、手で顔を触らないようにする対策が3つあります。3つの対策を紹介するとそれぞれ次の通りです。
- 普段身につけていないアクセサリーを腕に付ける
- メガネやサングラスなどを掛ける
- 友達に顔を触っていることを指摘してもらう
いつも身につけていないブレスレットが視界に入ると、顔を触らないように気をつけることができます。
また友達に「顔触ってるよ。」と指摘してもらうことで、顔を触っていることに早く気付けるのです。
出典:8カンテレ – 顔を触らないコツ~感染防止対策~【コロナに負けない!くらしのヒント!】
もし対策を講じても顔を触ってしまいそうなら、ハンカチやティッシュなどを用意して顔を触りましょう。
水族館を楽しむためのコロナ対策④三密を回避する
コロナ禍で水族館を楽しむためには、三密と呼ばれる「密閉」・「密集」・「密接」の3つを回避する必要があります。三密を回避する対策を例に挙げると、次の通りです。
なお、各水族館ではソーシャルディスタンス(2mの距離を取ること)が取れるように床などにラインが引かれています。
また館内では常に換気を行っているので、換気の悪い密閉空間にならないように工夫されているのです。ちなみに、水族館にあるレストランも対面席にならないように置物が設置されています。
そのため、水族館内では三密になりにくいです。後は各自で相手と距離を取るなどの対策をしましょう。
ちなみに、「すみだ水族館」ではソーシャルディスタンスを面白く伝えるために「スリーペンギンズディスタンス」を行っています。
床に3羽のペンギンが描かれていて、ペンギンのサイズで2mの距離が分かるようになっています。水族館ならではの面白い取り組みです。
水族館を楽しむためのコロナ対策⑤水族館の最新情報を確認する
コロナ禍で水族館を楽しむためには、各水族館の公式サイトをチェックしましょう。公式サイトで最新情報を確認することが、コロナ対策に繋がります。
各水族館の公式サイトでは、三密回避策のために混雑情報を発表しているのです。当日空いているなら、混雑を避けられるので感染リスクを防止できます。
当日、もし混雑が予想されるなら、公式サイトにて臨時休館が発表されることもあるので注意です。事前に情報を確認すれば、「せっかく来たのに休みだった…。」という事態を避けられます。
また、最新情報を早く知りたいなら各水族館の公式Twitterを確認しましょう。各水族館の公式アカウントが、リアルタイムで情報を発信しています。
水族館を楽しむためのコロナ対策⑥事前にチケットを購入する
事前にチケットを購入すれば、コロナの感染リスクを軽減したうえで水族館を楽しめます。
当日、水族館のチケットを購入する時には窓口で並ぶ必要があります。窓口が混雑していると相手との距離が自然と近くなり、感染リスクを高めてしまうのです。
そのため、安全に水族館へ入館したいなら事前にチケットを購入しましょう。また当日混雑が予想される時は、「日付指定前売り券」や「WEB整理券」が必要になることもあります。
水族館へ行く前に、前売り券や整理券を手に入れる必要があるか公式サイトをチェックしましょう。
「日付指定前売り券」や「WEB整理券」は公式サイト以外にも、テーマパークなどのチケット予約サイト「アソビュー!」で入手可能です。
スマホで簡単予約できるうえに、料金の割引を行っているのでお得に水族館を楽しめます。以下の記事で「アソビュー!」で予約できる水族館一覧を紹介しています。
予約したい水族館のチケットサイトへすぐアクセスできるようになっているので、ぜひ確認してください。
水族館から帰った後、自分がコロナに感染したか心配なら
何だか体調がおかしい。もしかして、コロナに感染してしまったのかもしれない…。
水族館から帰った後、体調に不安を感じるなら各自治体の「新型コロナウイルス受診相談センター」へ連絡しましょう。
また、症状に不安があるときには国の電話相談窓口もあります。国の相談窓口の電話番号と受付時間を紹介すると、次の通りです。
名称 | 電話番号 | 受付時間 |
厚生労働省(コールセンター) | 0120-565653 | 【平日・土日祝日】 9:00~21:00 |
新型コロナウイルス感染症 電話相談窓口 | 086-226-7877 |
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ちなみに、各都道府県の新型コロナウイルスに関する電話相談窓口一覧もあります。詳しくは、「各都道府県の新型コロナウイルスに関するお知らせ・電話相談窓口」を確認しましょう。
なお、各自治体で電話相談窓口に連絡する基準を設けています。高梁市の基準を例に挙げると次の通りです。
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
- 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
これらの症状に当てはまらない場合でも相談可能
これらの症状や発熱と咳が4日以上続いているなら、すぐに仕事を休んで外出を控えてください。
【まとめ】コロナ対策をして水族館を楽しもう!
ここまで、水族館を楽しむためのコロナ対策に関して解説しました。紹介した6つの対策を振り返ってみましょう。
- 15秒かけて正しい手洗いを行う
- マスクを付ける。熱中症を考慮して時には外すことも大切
- 顔を触らない。いつも身に着けないブレスレットを付けるなど
- 三密を回避。2m距離を取るなど
- 各水族館の公式サイトで最新情報をチェック
- 事前にチケットを購入して窓口の混雑を避ける
6つの対策を全て守ることで感染リスクを軽減し、水族館を楽しめます。ただ、対策を全て行うことは難しいでしょう。
6つの対策の中から優先順位を付けて、あなたが実行しやすい対策からやってみてはいかがでしょうか。
「対策しても絶対に感染しないとは言い切れない。」と考えているなら、無理して水族館へ行く必要はありません。当ブログの記事を読んだり、各公式Twitterを見たりして過ごすのもいいでしょう。
コロナ対策を十分に行ったうえで、水族館を楽しんでみてはいかがでしょうか。