「相模原市に「相模川ふれあい科学館」っていう水族館があるんだよね。どういうところなんだろう…。」
「「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」は、名前に科学館と付いていますが水族館です。
神奈川県内では小さい規模の水族館であるものの、知る人ぞ知るスポットとして人気があります。
この記事では、相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の情報と、見どころを4つ紹介していきますね。
この記事をきっかけに、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」へ行って、水族館と「相模川」の自然の魅力を堪能してください。ぜひ、最後まで記事を読みましょう。
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20190837220post-22296.html
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」とは
相模原市にある「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」は、神奈川の一級河川である「相模川」が育む生き物を中心に、展示を行っている水族館です。
1987年11月15日、当初は「相模川ふれあい科学館」という名前で開館しました。科学や技術についての紹介が中心でした。
2014年、淡水魚や両生類・水生昆虫といった、川に生息する生きものを中心とするため、「アクアリウムさがみはら」としてリニューアルオープンしました。
水族館のロゴにあるアユは、かつて「相模川」は「鮎川」と呼ばれていたことから由来しています。「相模川」のアユは、全国でも有数の漁獲量を誇ります。
水族館は小さい規模ながらも、神奈川県内でもおすすめの水族館として、地元の人や神奈川観光で訪れる人たちに愛されています。
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の建物は、かながわの博物館50選、かながわの建物100選に選ばれていますよ。
水上に浮かぶ水族館のデザインは、見応えがあります。
なお、前日に台風や大雨があった場合、建物周辺の水を抜いてしまうこともあるので必ず見られるわけではありません。
- 【所在地】神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
- 【電話番号】042-762-2110
- 【営業時間】9:30~16:30(イベントによって延長の可能性あり)
- 【定休日】月曜日(月曜日が祝祭日の場合は開館し、振替休館はなし)
- 【公式サイト】「相模川ふれあい科学
館 アクアリウムさがみはら」(公式サイトへアクセス)
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」の入館料金
相模原市にある水族館、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の入館料金は以下の通りです。
大人(高校生以上) | 390円 |
小人(小・中学生) | 130円 |
65歳以上※ | 130円 |
幼児(小学生就学前) 障害者と同伴者1名※ ひとり親家族等家族※ | 無料 |
※入館時に運転免許証や保険証、障害者手帳といった身分証明が必要です。
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の入館料金は、神奈川県内の水族館のなかでは最安値の料金です。お財布に優しいですね。
ちなみに、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」には年間パスポートがあります。料金は以下の通りです。
大人(高校生以上) | 1170円 |
小人(小・中学生) | 390円 |
65歳以上※ | 570円 |
年間パスポートは本人のみ使用可能です。受付時に写真撮影を行います。
年間パスポートを持っていると、「ものづくりワークショップ」の割引が適用されますよ。
年間パスポートは水族館へ3回行くと元が取れる計算になりますね。パスポートの料金が安いので、旅の記念に発行してみてはいかがでしょうか。
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」のアクセス
ここで、相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の公共交通機関と自動車のアクセスについて、それぞれ紹介していきますね。
公共交通機関
「東京駅」から水族館へ行く場合は京浜東北線と横浜線を利用し、「相模原駅」で下車します。
その後、「相模原駅南口」から「水郷田名行」のバスに乗り、「ふれあい科学館前」で下車してください。片道で2時間ほどかかります。
「横浜駅」からは、横浜線で「相模原駅」で下車し、上記のバスルートで片道1時間30分ほどかかります。
自動車
自動車の場合は、国道16号線経由で約5.5km、圏央道相模原愛川ICより約6kmの距離がありますね。
水族館には無料の駐車場が利用できますよ。利用できる時間帯は、9:15~16:45です。駐められる台数は以下の通りです。
名前 | 駐車台数 | 所在地 |
第1駐車場 | 16台 | 施設正面ゲート |
第2駐車場 | 23台 | 施設正面ゲート前の道をはさんだ、向かい側 |
第3駐車場 | 47台 | 施設裏側 |
駐車場に関しては土日祝や、夏休みや大型連休シーズンは、午後には満車になってしまうという情報もあります。
当日の混雑時には臨時駐車場も設けられるので、スタッフの指示に従いましょう。
なお、どうしても駐車場が利用できない場合は、相模川河川敷近くの駐車場を利用するウラワザがあります。
無料で利用できるうえに、駐車場から水族館まで徒歩10分で行けるので便利ですよ。
「相模川ふれあい科学館」の展示や所要時間、混雑について
ここで、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の展示エリアや所要時間、混雑時期をそれぞれ紹介していきますね。
展示エリア
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」は、相模川に生息する淡水魚がメインとなっています。展示エリアは以下の通りです。
- 「流れのアクアリウム」
- 「タナゴ水槽」
- 「両生類水槽」
- 「坂道お魚観察水槽」
- 「湧水と小川のアクアリウム」
- 「小川の実験・観察テーブル」
- 「多目的室1」
- 「ミニ企画展示」
水族館には珍しく、海水魚の展示がほとんどありません。「ヤマメ」や「アユ」といった淡水魚の展示を楽しめます。
「相模川」においての人と川とのつながりや、文化を学べる水族館となっていますよ。
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」に訪れれば、あなたも「相模川」について詳しくなれます。
所要時間
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の、所要時間について解説していきますね。
所要時間は、「多目的室1」で行われるイベントへの参加も含めると、1時間から1時間30分で見終わります。イベントに参加しない場合は、30分から1時間で見終わります。
小規模な水族館なので展示を見るためにあまり歩かず、子供にもちょうどいい水族館です。
混雑時期
混雑時期については、平日はどの時間帯でも空いている状況です。
一方で、土日祝や大型連休シーズンといった時期は平日に比べて混雑しますが、そこまで混雑を気にするほどではありません。
混雑に関しては気にしなくて大丈夫です。まさに、神奈川県内にある水族館のなかでも穴場といってもいいスポットです。
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」の見どころ
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」は、神奈川県内では知る人ぞ知る人気の水族館としておすすめされています。主に以下の点が人気ですよ。
- 全長114kmの相模川を再現した、長さ40mもの水槽「流れのアクアリウム」
- 水族館の屋外エリアで、アブラハヤやウグイに直接餌付ができる体験
- 展示水槽の前で水族館スタッフが魚を解説してくれる
- 定期的に行われている「特別企画展」
次の項目から、4つの見どころについてそれぞれ紹介していきますね。
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」の見どころ①
相模原市にある水族館、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の最初に紹介する見どころは、相模川を再現した「流れのアクアリウム」です。
「流れのアクアリウム」は、全長114kmもの長さを誇る「相模川」の上流から下流までの環境を、長さ40mもの水槽で再現したものです。
「相模川」の水源から流れる、「相模湾」に生息する海水魚から、相模湾の水源である上流に生息している「ニゴイ」や「アユ」といった魚たちが見られます。
まるで、実際に相模川に行ったかのような気分を味わえますよ。他の水族館ではなかなかお目にかかれない巨大水槽です。
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」の見どころ②
相模原市にある水族館、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の2番目の見どころは、魚たちへ直接餌付けができる体験です。
またの名を「おさかなトレーナーになろう!」とも呼ばれています。
このイベントは来館者がエサを手ににぎり、魚たちのいる水槽へ手を近づけます。すると、アブラハヤやウグイ、コイといったたくさんの魚たちが一斉に寄ってくるのです。
餌付け体験ができる魚はエリアごとに異なり、エリアについては以下の通りです。それぞれ、餌付けの難しさレベルが設けられています。
エリア | 展示している魚 | むずかしさレベル |
エリアA | ニジマス | ★★★ |
エリアB | アブラハヤ | ★★★ |
エリアC | ウグイ | ★ |
エリアD | コイ | ★ |
我先にと押し寄せる魚たちの様子に、思わず悲鳴をあげてしまう客もいるのだとか。押し寄せる魚たちを堪能したいなら、エリアCとエリアDがおすすめです。
「おさかなトレーナーになろう!」は、1日400組限定のイベントです。人気のイベントなので、絶対に参加したいなら早めに水族館へ行きましょう。
魚たちをつかまえたり、驚かせたりすることはやめましょうね。
「おさかなトレーナーになろう!」のイベントスケジュールは、以下の通りです。
開催期間 | 毎日 |
開催場所 | 湧水と小川のアクアリウム(水族館の屋外エリア) |
料金 | 200円(餌代) |
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」の見どころ③
相模原市にある水族館、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の3番目の見どころは、展示水槽の前で飼育員が魚を解説してくれるイベントです。
「ミニトーク・ふれあいワゴン」というイベント名で開催されています。展示水槽の前で、飼育員が生きものの解説や裏話をしてくれます。
さらに、自分で生きものを飼っているならアドバイスをしてくれますよ。お魚の飼育に関する悩みがあるなら、飼育員が優しく答えてくれます。
他にも、「ふれあいワゴン」というイベントも行われています。このイベントは、生きものに顔を近づけて観察したり、生きものを手のひらに乗せたりできますよ。
2017年1月には、アカハライモリが「ふれあいワゴン」に登場し、イモリに触れたり手に乗せたりして楽しむことができました。
「ふれあいワゴン」のイベントは、時期によって登場する生きものが変わりますので、事前に公式ホームページをチェックしましょう。
「ミニトーク・ふれあいワゴン」の所要時間は各回10分です。イベントスケジュールは、以下の通りです。
- 11:30 ~ 11:40
- 13:30 ~ 13:40
- 14:30 ~ 14:40
- 15:30 ~ 15:40
相模原市にある水族館「相模川ふれあい科学館」の見どころ④
相模原市にある水族館、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の最後の見どころは、水族館で定期的に行われている「特別企画展」です。
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」では、最近話題になったネタなどを中心に「特別企画展」を行っています。
私が水族館に行った時には、「ふれあい夏まつり ~帰ってきたカピバラ~」が開催されていました(2019年7月12日~9月29日)。
カピバラに直接餌をあげたり、飼育員がカピバラについての解説をしてくれたりします。他にも以下のイベントが開催されていました。
イベント名 | タイムスケジュール | 定員 |
カピバラのプレミアムエサやり体験 |
| 各回10名まで |
リクガメのプレミアムエサやり体験 |
| 各回100名まで |
むしたちの森コーナー | 開催期間中いつでも | なし |
季節ごとに開催されるイベントが異なりますので、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の旬なイベントを堪能してみてはいかがでしょうか。
2018年の「ふれあい夏まつり」は、カワウソをメインとした特別企画展を行っていました。
展示されていたカワウソたちは、来館者の手にふれて、エサやりできるプログラムを成功させるまでが大変だったという裏話もあります。
カワウソたちは睡魔に負けてしまうことが多かったのだとか。
まとめ
ここまで、相模原市にある水族館、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」の情報と見どころついて解説していきました。内容をまとめると以下の通りです。
- 淡水魚や両生類・水生昆虫といった、川に生息する生きものをメインにしている
- 入館料金は、大人で390円と安い
- 公共交通機関を利用して、「東京駅」から片道2時間ほどかかる
- 土日祝や、大型連休シーズンでもそこまで混雑しない、穴場な水族館
- 「相模川」の上流から下流までの環境を再現した、長さ40mもの「流れのアクアリウム」
- 魚たちへ、直接餌付けができる体験
- 展示水槽の前で、飼育員が生きの解説や、飼い方についてアドバイスしてくれる
- 旬なネタや話題を中心とした、「特別企画展」
「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」は、「相模川」に生息するいきものたちを中心に展示している水族館です。
大人の入館料金が390円と安く、土日祝などの休日でも混雑を気にせずに楽しめる水族館です。
あなたも、「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」へ行ってみて、「相模川」の環境と魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。
実際に「相模川」の自然のなかにいるような気分が味わえますよ。