「テレビで紹介されている、鶴岡市にある水族館へ行ってみたい。確か、『加茂水族館』っていう名前だっけ。アクセスとかの一通りの情報を知りたいな。」
「加茂水族館」は、山形県鶴岡市にある、県内唯一の水族館として知られています。
テレビや新聞といったメディアでたびたび取り上げられ、特にクラゲの展示で爆発的人気となった観光スポットでもあります。
そこでこの記事では、鶴岡市にある「加茂水族館」の概要について、徹底解説していきますね。
この記事を読んで、「加茂水族館」へ行く時の判断材料として役立ててください。ぜひ、最後まで記事を読みましょう。
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20160917250post-8944.html
鶴岡市にある「加茂水族館」とは
「加茂水族館」は、山形県鶴岡市にある、県内唯一の水族館です。別名、「クラゲドリーム館」とも呼ばれています。
「加茂水族館」の歴史は古く、1956年に水族館としてオープンし、1967年には年間来館者数約21万人を達成しました。
しかし、その後は人気がなくなり、1997年の年間来館者数は約9万人も減少し、閉館の危機に直面します。
閉館の危機を脱するために取った行動は、クラゲの展示です。クラゲの展示に力をいれたことから人気を持ち直し、2014年の改装オープン以来、来館者数が300万人を突破するV時回復を成し遂げています(出典:山形)加茂水族館、入館300万人突破より)
クラゲの展示を思いついたきっかけは、1997年に行われたサンゴの企画展です。
サンゴの水槽にたまたま泳いでいたクラゲが、思いのほか来館者からウケたため、当時の館長がクラゲの展示をやろうと決断したそうです。
(出典:クラゲ展示数で世界一 V時回復した加茂水族館の経営哲学より)
所在地 | 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1 |
電話番号 | 0235-33-3036 |
営業時間①【通常】 | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
営業時間②【夏休み(7月20日~8月20日)】 | 9:00~17:30(最終入館17:00) |
休館日 | 年中無休 |
公式サイト | 加茂水族館(公式サイトへアクセス) |
鶴岡市にある「加茂水族館」のエリアを紹介
次に、鶴岡市にある「加茂水族館」のエリアについて紹介していきます。水族館内には8つのエリアがあり、それぞれのエリアを挙げると以下の通りです。
エリア名 | 展示されている生きもの一例 |
庄内の淡水魚・海水魚 |
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クラネタリウム |
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キッズコーナー |
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アザラシプール |
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ひれあし広場 |
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ウミネコスポット |
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屋上芝生広場 | なし |
ショップ・レストラン | なし |
「加茂水族館」のある鶴岡市は、四季折々に変化する豊かな自然に恵まれています。自然豊かな環境によって育まれた、日本海に生息する様々な生きものたちが見られますよ。
水族館のシンボル的な存在のクラゲだけでなく、庄内浜に生息する海水魚や、鶴岡市に棲む淡水魚、水族館のアイドル的な存在であるアザラシにも注目してみてください。
鶴岡市にある「加茂水族館」の入館料金や割引料金について
ここで、「加茂水族館」の入館料金や割引料金に関して、それぞれ解説していきますね。
入館料金
「加茂水族館」の通常の入館料金に関しては、以下の通りです。
区分 | 料金 |
一般 |
|
小・中学生 |
|
幼児 | 無料 |
団体料金は10名以上です。幼児以外の合計人数となります。
水族館の入館料金は2,000円するところが多い一方で、「加茂水族館」の入館料金は1,000円と、安く設定されています。
割引料金
「加茂水族館」は減免制度を利用すると、学校の団体客や障害者などを対象にした、割引料金が適用されます。減免入館料に関しては、以下の通りです。
区分 | 料金 | 必要事項 |
学校行事 | 200円 | 小・中学校対象。事前の申請が必要 |
学校行事引率 | 500円 | 保護者は通常料金 |
障害者 |
| 障害者手帳の提示 |
障害者の介助者 | 無料 | 原則1名まで |
老人クラブ | 500円 | 10名以上で適用。事前の申請が必要 |
「利用料金免除申請書」は、こちら(PDFファイル)からダウンロードできます。なお、入館者それぞれの申請書の記入例もありますので、以下の記入例を参考にしてください。
なお、幼稚園と保育園の「利用料金免除申請書」は別用紙になるので、こちら(PDFファイル)からダウンロードしてください。
なお、幼稚園と保育園の記入例はこちら(PDFファイル)です。
「加茂水族館」の年間パスポートについて
「加茂水族館」には年間パスポートがあります。年間パスポートの料金に関しては、以下の通りです。
区分 | 料金 |
一般 | 2,500円 |
小・中学生 | 1,250円 |
加茂水族館の年間パスポートは、購入者が別の人にプレゼントすることができます。引換えチケットを購入し、プレゼントする人に渡せばパスポートの発行が可能です。
大切な人に年間パスポートをプレゼントして、1年間何度でも一緒に水族館へ行ってみてはいかがでしょうか。
また、パスポートの有効期限前までに更新を行うと、特典として「クラゲアイス引換券」と、「オリジナルステッカー」がもらえますよ。
鶴岡市にある「加茂水族館」のアクセスについて
次に、鶴岡市にある「加茂水族館」の空港や電車、バス、自動車、駐車場の情報についてそれぞれ解説していきます。
空港から行く場合
「加茂水族館」から一番近くの空港は「庄内空港」です。「庄内空港」は、羽田・成田空港から片道1時間で行けます。
なお、「庄内空港」から水族館直通のバスはありません。空港から水族館へ行くためには、以下の3つのうちどれかのルートを選ぶ必要があります。
- 最寄り駅である「鶴岡駅」へ行ってバスを利用するか
- 空港からレンタカーを利用するか
- 空港からタクシーを利用するか
「加茂水族館」は、空港から行くときには不便な場所にあります。ちなみに私は、空港からタクシーを利用して行きました。
タクシーを利用すると片道20分で水族館に到着できますが、運賃が3,000円かかりますので、やや割高になる点に気を付けましょう。
電車
電車で「加茂水族館」へ行くときには、主に「東京駅」から行く場合と、「新潟駅」から行く場合の2つのルートがあります。それぞれのルートを紹介すると、以下の通りです。
出発駅 | 電車 | 時間 |
東京駅 | 上越新幹線 | 約4時間 |
新潟駅 | 特急いなほ | 約2時間 |
バス
公共交通機関を利用して「加茂水族館」へ行くためには、最寄り駅である「鶴岡駅」へ到着した後、バスに乗る必要があります。
「鶴岡駅」から発着してるバスは、「庄内交通路線バス」です。「湯野浜温泉行き」のバスに乗って、片道30分から35分で水族館に到着します。
なお、バスの本数に関しては、2時間~3時間に1本しか出ていないため、時間に余裕を持って行動しましょう。
路線バスの時刻表に関しては、湯野浜温泉行きの時刻表(外部リンク)を参考にしてください。
自動車
自動車で「加茂水族館」へ行く場合は、公式で7つのルートを紹介しています。それぞれのルートを紹介すると、以下の通りです。
・山形市より 約100km・約2時間(有料道路優先)
・秋田市より 約130km・約3時間(一般道路優先)
・新潟市より 約140km・約3時間(有料道路優先)
・仙台市より 約160km・約2時間30分(有料道路優先)
・東京都より 約480km・約6時間30分(有料道路優先)
※市役所・都庁より計算。道路状況・走行状況により所要時間は異なります。
最寄ICからは
・山形自動車道 鶴岡ICより約15分
・日本海東北自動車道 鶴岡西ICより約25分出典:https://kamo-kurage.jp/access/
駐車場
「加茂水族館」は、無料で利用できる第1から第3までの駐車場があります。それぞれの駐車場に関する情報は以下の通りです。
エリア | 収容台数 |
| 500台 |
レインボービーチ駐車場・水産試験場裏臨時駐車場は営業時間外は閉鎖。第1駐車場が満車のときには、第2駐車場へ案内することがあります。
- 【収容台数】200台
- 【水族館までのアクセス時間】駐車場から徒歩20分
シャトルバスが運行します。2019年は以下の日付で運行されていました。
ゴールデンウイークやお盆では、- 4月28日・29日・30日
- 5月1日・2日・3日・4日・5日
- 7月14日
- 8月10日・11日・12日・13日・14日・15日・16日・17日・18日
シャトルバスは無料で利用できます。運行時間は9:00~閉館時間までです。
第2駐車場から「加茂水族館」までは徒歩で片道20分と、時間がかかる点に注意しましょう。
- 【収容台数】200台
- 【水族館までのアクセス時間】駐車場から徒歩1時間
シャトルバス運行時のみ利用可能です。なお、第3駐車場から発着するシャトルバスの運行日程は以下の通りです。
- 4月28日・29日
- 5月3日・4日・5日
- 8月11日・14日・15日
シャトルバスは、第2駐車場から発着するシャトルバスと同様に、無料で利用できます。運行時間は9:30~閉館時間までです。
第3駐車場から「加茂水族館」へ徒歩で行く場合は、片道1時間もかかります。第3駐車場に停めたときには、シャトルバスを利用した方が無難です。
鶴岡市にある「加茂水族館」の所要時間について
次に、鶴岡市にある「加茂水族館」の所要時間について解説していきます。
水族館内にある各展示だけを見るなら、1時間あれば見終わります。展示だけでなく、アシカショーやウミネコのイベントも楽しみたいときには、1時間30分あれば大丈夫です。
「加茂水族館」は中規模な水族館のため、全ての展示を見たうえにイベントに参加しても、2時間以内に見終わります。展示を見るために歩き疲れることはないでしょう。
鶴岡市にある「加茂水族館」の混雑について
最後に、鶴岡市にある「加茂水族館」の混雑情報について解説していきます。
水族館は、平日よりも土日祝や大型連休シーズン時に混雑します。混雑時間帯については、11:00~16:00が混雑する傾向です。
「加茂水族館」って、よくテレビでも取り上げられている水族館だから、ものすごく混雑しそう…。
「加茂水族館」は、テレビでもたびたび取り上げられる人気の水族館です。そのため混雑時には、外まで並ぶほどの長蛇の列になるか心配する人もいるでしょう。
私が水族館へ行った2019年6月当時、タクシー運転手に混雑に関する事情を聞いたところ、
「一時のような、外まで列ができるほどの混雑は見かけないね」。とのことでした。
2020年2月現在、当時と比べて事情は違うかもしれませんが、一時のように外まで並ぶような混雑具合にはなりません。
確実に空いている時を狙いたいなら、平日に行き、11:00~16:00の時間帯を避ければ安全です。
まとめ
ここまで、鶴岡市にある「加茂水族館」の概要について解説していきました。内容をまとめると、以下の通りです。
特徴 | 鶴岡市にある中規模な水族館 |
エリア | 8のエリア数 |
料金 | 大人で1,000円 |
割引チケット | 障害者割引や団体割引 |
年間パスポート | 大人で2,500円 |
アクセス | 「鶴岡駅」からバスで片道30分~35分 |
所要時間 |
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混雑する時間など |
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「加茂水族館」は、8つの展示数と数が少ないですが、クラゲの展示や庄内浜に生息する魚たちの展示など、見ごたえのあるものばかりです。
庄内空港から水族館へ行くときには、直通のバスが運行されておらず、タクシーやレンターを利用して行く点に注意しましょう。
「加茂水族館」へ行って、クラゲや鶴岡市に生息する生きものたちに癒されてみてはいかがでしょうか。