「新江ノ島水族館」には、イルカやアシカといった動物たち以外にも、カワウソたちが展示されているのはご存じでしょうか。
展示されているカワウソたちは元気いっぱいで、仲良く遊んでいる姿や気持ち良さそうに眠っている姿など、いろいろな姿を見せてくれます。
そのため、カワウソたちは来館者から人気のアイドルとして愛されています。
そこでこの記事では、「新江ノ島水族館」で展示されているカワウソたちの魅力について、紹介していきますね。
この記事を読んで、「新江ノ島水族館」で展示されているカワウソたちの魅力を知ってもらえたらうれしいです。ぜひ、最後まで記事を読みましょう。
アイキャッチ画像出典:https://images.pexels.com/photos/53510/head-details-otter-close-up-53510.jpeg?auto=compress&cs=tinysrgb&dpr=2&h=650&w=940
Contents
「新江ノ島水族館」でカワウソが見られるエリア
「新江ノ島水族館」で、カワウソが見られるエリアは「カワウソ~木漏れ日のオアシス~」です。2018年3月3日にオープンしました。
「新江ノ島水族館」では、今までカワウソの展示を行っていなかったため、オープン前から「『えのすい』にカワウソがやってくる。」と、来館者から注目を集めていました。
当エリアでは、展示の表側でカワウソたちが泳いでる姿や、展示の裏側で陸に上がって活発に動いている姿が見られます。
カワウソたちの元気いっぱいに動き回る姿が見られたり、愛嬌を振りまいてくれたりすることから、人気のエリアとなっていますよ。
「カワウソ~木漏れ日のオアシス~」は「新江ノ島水族館」の中でも人気のエリアのため、混雑しがちです。
展示の裏側なら比較的空いているため、混雑を避けられますよ。
最悪、カワウソが見られなかったときには公式twitterでカワウソの可愛らしい様子が確認できるので、落ち込まないでくださいね。
「新江ノ島水族館」で展示されているのはコツメカワウソ
「新江ノ島水族館」で展示されているカワウソは、「コツメカワウソ」です。カワウソの種類の中では、一番小柄な体型をしています。爪が小さいことからコツメカワウソと呼ばれています。
遊び好きで活発な性格で、布やボールを使って遊んでいる姿が見られます。そんな様子が、子供から大人まで「かわいい。」と、評判です。
また手先が器用なため、魚やエビなどの獲物を捕らえることを得意とし、指の間にある水かきで水中をすばやく泳ぐこともできます。
近年、コツメカワウソの生息数が減少していることから、絶滅危惧種としても指定されています。
「新江ノ島水族館」のカワウソは4匹からスタート
「新江ノ島水族館」のカワウソは公開当初、4匹のカワウソたちからスタートしました。
4匹のカワウソたちのそれぞれの名前は、ミサキ(
)、ミヤマ( )、ヤマト( )、ヨモギ( )です。ミサキは、公開前に行っていた公募で名前が決まりました。オープン当初のカワウソたちはぎこちない様子でしたが、1週間後にはデッキブラシや水道ホースにかみつくなど、やんちゃな様子を見せ始めていきます。
2020年3月時点、ミヤマとヤマトは「アクア・トトぎふ」へお引っ越ししています。
カワウソたちのお見合い。ヨモギとミサキの恋愛模様
「新江ノ島水族館」にいるカワウソのヨモギとミサキは、2018年2月27日からお見合いをスタートさせています。
同年2月26日に2匹が水族館へ来てから、早くもその翌日にお見合いをスタートさせているのです。2匹は水族館へ来た時から相性は良かったので、順調なスタートを見せています。
ミサキがヨモギのいる目の前でスタッフに甘えると、ヨモギが嫉妬してスタッフにかみついてくるほどの一途さを見せることもありました。
そんなミサキは、ヨモギがどこかへ行こうとすると、必ず後へ付いてくるほどベッタリです。
「新江ノ島水族館」にいるカワウソたちに子供が生れる
2019年2月、相性抜群のヨモギとミサキに念願の子供が3匹誕生しました。それぞれの名前はオモチ(
)、カシワ( )、サクラ( )です。子供たちの名前は、公募で決まりました。オモチは3匹の中でもリーダー気質、カシワはスタッフに向かってかみついてくるほどのやんちゃっ子、サクラは女の子らしい優しい顔つきの一方で、いたずら好きという性格です。
ヨモギとミサキの間に生まれた子供たちは、2020年3月時点で1歳になりました。カワウソのエリアでは、3匹が仲良く遊んでいる姿が見られますよ。
ぜひ、カワウソ3兄妹を見て癒やされてみてください。
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カワウソたちの食事はどんなものなの?
「新江ノ島水族館」で展示されているカワウソたちは、どんな物を食べているのか気になる人もいるかと思います。
「新江ノ島水族館」では、アジを3枚おろしにしたものをカワウソたちに提供しているのです。
カワウソたちが食べやすいように調理することから、エサ用のアジの大きさは、約1cmもの小ささなのです。
水族館のスタッフは、1日1,200尾・約2時間にも渡る調理作業を毎日行っています。カワウソたちが美味しくエサを食べている裏には、スタッフの苦労があるのです。
動物園や水族館によって、カワウソたちに与えるエサは異なる場合があります。
施設によっては、鳥のササミやキャットフードなどを与えている所もあるのです。
「新江ノ島水族館」でカワウソたちとふれあえる
「新江ノ島水族館」には、やんちゃなカワウソたちが展示されていて、来館者たちを楽しませてくれます。
「新江ノ島水族館」では、そんなカワウソたちと握手ができるように展示が工夫されています。
筒状の穴に手を近づけると、カワウソが寄ってきて、あなたの手にタッチしてくれるのです。
ぜひ、カワウソのぷにぷにな肉球の感触を味わってみてはいかがでしょうか。
他にも、「カワウソにごはん」というイベントが開催されています。
カワウソたちにエサやり体験ができる貴重なイベントなので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。タイムスケジュールなどの詳細な情報は以下の通りです。
- 【開始時間】12:40
- 【所要時間】15分
- 【参加費】500円
- 【定員】10名まで
開催日に関しては、「新江ノ島水族館」の公式ホームページを確認してください。
カワウソたちが握手をできるまでには様々な苦労があった
現在、カワウソたちは筒状の穴から手を出して来館者と握手をしてくれますが、握手をしてくれるまでには様々な苦労がありました。
カワウソたちと握手ができるエリアは通称、「ふれあいエリア」と呼ばれています。当初は「ふれあいエリア」にカワウソたちが入ってくれず、なかなか上手くいきませんでした。
そこで、エリアに入りやすくするように木の板を使ったキャットタワーを設置したことから、カワウソたちがエリアに入れるようになります。
エリアに入れるようになったのは良いものの、今度はミサキとヨモギが握手のできる穴を取り合うようになります。
結局、ミサキが妥協して別の穴に移動したことで取り合いはなくなりました。
ただ、取り合いはなくなったものの、またしても別の問題が発生してしまいます。それは、ミサキが穴のある場所からすぐに離れてしまうのです。
この課題を解決するために、キャットタワーを新しく作り直し、ミサキが好きな「ドンゴロス」と呼ばれる袋を床に置くことで、穴のある場所からすぐに戻らなくなりました。
こうして様々な苦労を乗り越えて、カワウソたちと握手ができるようになったのです。
「新江ノ島水族館」のカワウソまとめ
ここまで、「新江ノ島水族館」にいるカワウソたちにを紹介していきました。
2020年3月時点、「カワウソ~木漏れ日のオアシス~」にてヨモギとミサキ、2匹の間に生まれた3匹の子供たちと共に公開中です。
来館者に愛嬌を振りまいてくれるカワウソたちなので、思わず胸がキュンとなってしまうこと間違いなしです。
「新江ノ島水族館」へ来た時には、カワウソたちを見て癒やされてみてはいかがでしょうか。
「新江ノ島水族館」は、カワウソ以外にも見どころが満載です。その他にも詳しい情報を下記の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。