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水族館

【日本でここだけ】鳥羽水族館にいるジュゴンの魅力を語り尽くします

「『鳥羽水族館』にジュゴンがいるんだよね。会ってみたいな…。」と、気になる人もいるのではないでしょうか?

「鳥羽水族館」では全国にある水族館の中で唯一、ジュゴンの「セレナ」に出会えます。その穏やかで優しい性格は、「鳥羽水族館」を代表する動物として人気があります。

大好きなアマモをむしゃむしゃ食べたり、エメラルドグリーンの水槽をのんびり泳いだりしているその姿は、とってもキュートです。そんな、ジュゴンのことが気になりませんか?

そこでこの記事では、「鳥羽水族館」にいるジュゴンの魅力を徹底解説していきますね。

ふぉむ
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この記事を読めば、「鳥羽水族館」のジュゴンの魅力を全て味わうことができます。ぜひ、最後まで記事を読んでみたください。

アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1342403?title=%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%B4%E3%83%B3

鳥羽水族館は日本の水族館で唯一ジュゴンが見られる

全国にある150ヶ所以上の水族館の中でも、日本でジュゴンが見られるスポットは「鳥羽水族館」だけです。また、世界的に見てもジュゴンに出会える水族館は少なくなっています。

海外でジュゴンに出会える水族館は、インドネシアにある「Sea World(シーワールド)」、オーストラリアにある「SEA LIFE シドニー水族館」だけです。

ジュゴンは、絶滅の恐れがある野生動物を定めている「レッドリスト」で、「危急」というレベルになっています。

現在、ジュゴンの成熟個体数は10頭以下、生息数は減少傾向にあり、野生絶滅の一歩手前になっているのです。それだけ、ジュゴンは貴重な動物になってしまっています。

かつて、シンガポールにある「アンダーウォーターワールド」ではジュゴンの展示を行っていました。

しかし、2016年6月26日をもって「アンダーウォーターワールド」は閉園となりました。展示されていたジュゴンがどこへ移ったのかは不明です。

鳥羽水族館にいるジュゴンは「人魚の海」で展示

撮影者:ふぉむ

「鳥羽水族館」で展示されているジュゴンの名前は、「セレナ」(33歳)です。緑色の大スクリーンが特徴的な、「人魚の海」で展示されています。

「セレナ」は、エメラルドグリーンの水槽のなかをゆったりと泳ぎながら、一緒に展示されている小魚たちと一緒に生活しています。

優しそうな表情を浮かべながら、自由にゆっくりと動くその姿は、どこか牛を連想させるかのようです。

ちなみに、ジュゴンは海牛類と呼ばれる動物に分類され、口の中に小さな牙も生えています。そのため、ゾウの親戚ではないかとされています。

鳥羽水族館にいるジュゴンのセレナの大好物はアマモ

「鳥羽水族館」にいるジュゴンの「セレナ」は、海藻のアマモが大好物です。その食事量はなんと、1日に約30kgも食べるんだそうです。

長らくの間アマモしか食べなかった偏食癖の「セレナ」でしたが、サラダの定番野菜である「ロメインレタス」も食べるようになりました。

ちなみに、1日30kgあるエサのうち、10kgは「ロメインレタス」でまかなっているんだそうです。そんな「セレナ」の食事代は、年間2,000万円から3,000万円もかかるのだとか…。

「セレナ」が展示されている「人魚の海」の近くには、「シーグラス水槽」と呼ばれる展示があります。

「セレナ」の故郷である、フィリピンの餌場を再現した展示です。ジュゴン本来のエサである6種類700株もの海藻と、そこにすむ魚たちが一緒に展示されています。

鳥羽水族館にいるジュゴンのセレナがやってきたきっかけ

ジュゴンの「セレナ」がやってきたのは今から30年以上前、1987年4月15日までさかのぼります。

フィリピンのある海で、母親とはぐれてしまったジュゴンがいました。そんなジュゴンをフィリピン政府が保護し、その後フィリピン政府から「鳥羽水族館」へ贈られたのが「セレナ」だったのです。

ちなみに、当時のフィリピンのアキノ大統領から日本とフィリピンの友好の印として、「セレナ」が贈られました。

当時、「鳥羽水族館」やってきた「セレナ」は147.5cmほどでしたが、現在は260cmにも成長しています。

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かつては鳥羽水族館にジュゴンのじゅんいちがいた

http://old.aquarium.co.jp/news/2011/jyunnitihuhou.html

かつて、「鳥羽水族館」には「セレナ」以外にもジュゴンがいました。それが、「じゅんいち」()です。

「じゅんいち」は、1979年9月11日に水族館へやってきました。「じゅいんいち」もセレナと同じように、温厚で優しい性格でした。

たびたび「じゅんいち」は、「セレナ」と同じ水槽に同居していたことがあり、世界初のジュゴンの赤ちゃん誕生が期待されていたのです。しかし残念ながら、2頭の間に子供は恵ませませんでした。

そして2011年2月10日、33歳というご長寿で天国へと旅立ちました。「じゅんいち」のおかげで、ジュゴンという未知の動物が多くの人に知られるきっかけを作っています。

ふぉむ
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次に、話題にもなった「セレナ」とウミガメの「かめ吉」の、ラブロマンスに関して紹介していきます。「人魚の海」で、種族を超えた熱い恋が展開されていたのです。

セレナはウミガメのかめ吉とラブラブだった!?

ジュゴンの「セレナ」は、なんと、ウミガメの「かめ吉」ラブラブだったのです。

ある時、「セレナ」が1日どのぐらいのアマモを食べているのかを調査する時がありました。そこで、「人魚の海」で展示されている「かめ吉」を別の水槽へ移すことにしたのです。

すると、「かめ吉」がいなくなった異変に気づき、「セレナ」が体調を崩してしまったのです。そのため「かめ吉」を一緒の展示に戻したところ、「セレナ」の体調が元に戻りました。

この種族を超えた熱い愛は本にもなっていて、『ふたりはいつも、ともだち(1999年、金の星社出版)』でその詳細な内容を楽しめます。心暖まる絵本なので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

「セレナ」と「かめ吉」の溺愛っぷりを尻目に、「じゅんいち」は落ち込んでいた様子もあったそうです。

「じゅんいち」が「セレナ」に猛アタックするも、「セレナ」は「かめ吉」一筋で「じゅんいち」のことを無視してしまいました。

こうして、「じゅんいち」の「セレナ」への恋い焦がれる思いは、片思いで終わってしまったという悲しい裏話があります。

ふぉむ
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2匹はラブラブのまま、末永く幸せにいられるかと思いきや、あるトラブルが発生してしまったのです。次の項目から詳しく解説していきます。

現在、セレナとかめ吉は別居状態になってしまっている

種族愛を超えた「セレナ」と「かめ吉」は、現在、別居状態になってしまっているのです。あんなに仲の良かった2匹の間に、一体何が起きてしまったのでしょうか?

実は、「かめ吉」が大きくなるにつれて、「セレナ」に噛み付くようになってしまったのです。そんな様子を見かねた飼育員が考えた結果、「かめ吉」と「セレナ」を別々に展示するように試みました。

ただ、いきなりずっと別居状態にしてしまうと、以前のように「セレナ」の体調が崩れてしまいます。そのため、少しずつ別々の水槽に展示するという形を取っているのです。

今でもたまに、「セレナ」と「かめ吉」が一緒に泳いでいる姿を見ることができますよ。

鳥羽水族館で、ジュゴンのセレナ来館30周年祭が開催された

ジュゴンの「セレナ」は、2017年4月15日に「鳥羽水族館」へやってきて30周年を迎えました。そこで、「セレナ」来館30周年を記念したイベントが行われました。

その名も「アラサーになった人魚姫~ジュゴンのセレナ 30年の軌跡~(2017年3月18日~4月16日開催)」です。「セレナ」の魅力をたっぷり味わえる充実したイベントでした。詳しい内容は次の通りです。

「セレナ」ファン必見の充実したイベントが展開されていました。毎年、他にも「鳥羽水族館」にて「セレナ」に関連するイベントが開催されます。

公式サイトにてイベント情報が予告されるので、参加したいならチェックしてみてくださいね。

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まとめ

ここまで、「鳥羽水族館」にいるジュゴンについて解説していきました。

現在、ジュゴンは世界を見渡してもなかなか出会えない、貴重な動物であることが理解できたかと思います。

そんな中、「鳥羽水族館」にいるジュゴンの「セレナ」は飼育期間30年を超え、無事にアラサーを迎えています。今後も、「セレナ」が元気であることを祈るばかりです。

ふぉむ
ふぉむ

ジュゴンの「セレナ」は、今でも「鳥羽水族館」でのんびりと過ごしていますよ。ぜひ、「セレナ」に会いに行ってみてくださいね!

また、鳥羽水族館にはジュゴン以外にもかわいい動物たちがいっぱいいます。以下の記事もあわせて読んでみてくださいね。

ちなみに、「鳥羽水族館」の見どころを詳しく知りたいなら、下記の記事もあわせてご覧ください。

鳥羽水族館の見どころ5選を紹介。珍しい海の生きものたちが大集結!本記事では、「鳥羽水族館」の見どころ5選を紹介します。 「鳥羽水族館」は、飼育種類数日本一を誇る水族館です。そのため、他の水族館ではなかなか見ることができない生きものたちに出会えます。 そんな、見どころ満載な水族館です。...
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「ふぉむすい」運営責任者。水族館に関する情報をどこよりも分かりやすくお届けします。 推しの水族館は「アクア・トトぎふ」と「鳥羽水族館」。